Twitterログインによる連携の終了について(7月5日追記あり)

カーリルをご利用いただきありがとうございます。カーリルでは、読みたいリストなどをご利用いただくために、各種ソーシャルネットワークのアカウントなどでログインできるようになっています。

このうち、Twitterとの連携について、新規のログイン連携を終了しました。カーリルでは、すでにTwitterの提供する新しいAPIに切り替えているため、以前からカーリルをご利用いただいているユーザーについては、Twitterログインによるログインに引き続き対応しています。

しかし、今後もTwitterの方針変更により、ログイン連携が停止されるリスクがあります。安定的にカーリルをご利用いただくために、別のサービスでのログイン連携を必ず設定してください。

スマートフォンから正常にログインができない不具合について

Twitterの不具合の影響により、iOSおよびAndroidのスマートフォンで、Twitterアプリがインストールされている場合に正常にカーリルにログインできない問題に対応しました。これまでカーリルにTwitterでログインしていたユーザーは現在のところカーリルにログインできます。エラー等が発生する場合はお問い合わせください。(2023/5/15追記)

正常にログインができない不具合について

2023年6月24日頃からTwitterの仕様変更の影響により、Twitterアカウントによるカーリルへのログインできない状況でした。この問題は7月5日に解決されました。現在は、以前からTwitterアカウントを利用しているユーザーのみ引き続きTwitterによるログインが可能です。(2023/7/5追記)

Twitterログインの完全終了予定について

カーリルでは、2023年9月30日に既存ユーザーも含めてすべてのTwitterログインを終了する予定です。

ChatGPTによる蔵書検索サポーターの実装(協力図書館募集)

現在、ChatGPTなどのジェネレーティブAIを活用した新サービスが活発に提案されています。カーリルでは、ChatGPTと図書館が提供する一般的な蔵書検索サービスを連携させる方法について検討しました。

蔵書検索サポーターの実装

利用イメージを体験するために、カーリルでは学校図書館支援プログラムで提供している学校図書館向けの蔵書検索サービスにChatGPT(OpenAI API)を組み込み、「蔵書検索サポーター」を実装することにしました。例えば、ユーザーが検索キーワードにヒットする本がなかった場合に、別のキーワードを提案したり、自然文の質問から適切な検索キーワードを提案することを想定します。カーリルが提供する検索サービスもAPIでアクセスできるため、OpenAI APIと接続するプロセスは驚くほど簡単でした。


ChatGPTと直接チャットする場合との大きな違いは、個別の図書館の蔵書情報を回答のための情報源として扱ったり、AIの出力を蔵書データと掛け合わせてユーザーに提示できることです。言語モデルはGPT-4を採用しました。

チャットによる検索キーワードの提案(実画面)

この取り組みは初歩的なものであり、さまざまなシチュエーションに最適化されているわけではありません。また簡易的な実装であるため、応答時間も少し長くかかります。しかし、蔵書検索サービスとチャットAIが協調して検索行動をある程度サポートすることができるようになりました。学校図書館支援プログラムのデモデータを対象にした「蔵書検索サポーター」のデモページを公開しますので、実際の動作を体験することができます。

デモページ

実証実験について

OpenAIが提供するAPIは利用量に応じた従量課金です。そのため、大規模な投資が不要であり、各図書館が運用する小規模な検索サービスでもAIが活用可能です。もちろん、会話情報をOpenAIに送信する必要があるため、個人情報の保護については十分な配慮が必要ですし、AIの回答には誤りが含まれる場合があるため、それを前提としたユーザー体験が求められます。カーリルでは、今後、蔵書データを事前にベクトル化するなど、一般的なChatGPTとのインテグレーションを蔵書検索サービスに適用してみる予定です。

今後は図書館のウェブサービスにおいても、汎用AIの活用が活発化することが予想されます。それに先立って、課題や可能性、またプライバシーポリシーの定義などについての議論を深めるため、また運用にかかるコストを検証するため、カーリルでは、この簡易的な検索サポーター機能の実証実験(図書館の検索サービスへの組み込み実験)を実施することにしました。

実証実験にかかる費用はすべてカーリルが負担します。一般公開することもできますし、限定的な公開にとどめることもできます。カーリル学校図書館支援プログラムを導入している学校図書館や公民館図書室では、すぐにサービスの立ち上げが可能です。それ以外の図書館では、簡易的な書誌データをCSVなどで提供いただくことにより、サービスを立ち上げます。

蔵書数、図書館の種類、図書館の規模は問いません。

この実験に協力いただける図書館や、興味のある図書館の方は、カーリルにお問い合わせください。実施方法については個別に調整します。ご希望いただいたすべての図書館にはサービスが提供できない可能性もありますので、あらかじめご容赦ください。

フィードバックを集約した上で、レポートを公開する予定です。

想定を上回るお問い合わせをいただきましたので、実証実験に関する新規の受付を終了します。ご協力ありがとうございます。なお、お問い合わせいただいた図書館には順次ご案内いたします。 (2023年4月10日追記)

ChatGPT Pluginsによる連携について

多数ご要望いただいております、「ChatGPT Plugins」によるカーリル図書館APIとChatGPTとの統合については現在、技術的な可能性を検討中です。

Internet Explorer 11のサポートを終了しました

カーリルでは、消極的対応方針により、検索などのコア機能について「Internet Explorer 11」(IE11)のサポートを維持してきました。このたび、検索を含むカーリルのすべてのサービスでIE11のサポート期間が終了しました。これにともない、今後IE11ではサービスをご利用いただけなくなります。カーリル利用者のうち約0.4%がこの影響を受ける見込みです。対象となるユーザーのみなさまは、最新ブラウザに移行してください。

IE11のサポート終了スケジュール(2021年発表)

情報セキュリティに関する国際規格「ISO 27001」の認証を取得しました

カーリルでは、情報セキュリティ基本方針を策定し、提供するウェブサービスや社内の情報セキュリティの継続的な強化に取り組んでいます。このたび、この取り組みをさらに推進するため、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC27001:2013」の認証(ISMS認証)を取得しました。

2022年、国内の図書館においては、ランサムウェアによるセキュリティ侵害など、長期のサービス停止を伴うセキュリティインシデントが多数発生しました。図書館が直接提供するウェブサービスは年々複雑化していますが、残念ながらセキュリティの水準はそれに追いついていない場合もありました。

カーリルが考える情報セキュリティの強化は、カーリルだけではなく連携する図書館(日本国内のほとんどの図書館)のセキュリティリスクを軽減することです。カーリルでは、自社の情報セキュリティ体制を継続的に強化するとともに、連携する図書館の情報セキュリティ水準の引き上げにも積極的に取り組んでいく方針です。

初回認証日

2023年2月6日

認証登録番号

15736290

認証規格

ISO/IEC27001:2013
JIS Q 27001:2014

認証範囲

・図書館蔵書検索サイトの運営
・図書館業務向けAPIの提供および技術コンサルティング
・図書館システムに関する技術開発

認証機関

ビューローベリタスジャパン株式会社 システム認証事業本部 (ISR018)

カーリルのISMS認証ロゴ

Twitterログインの停止に備えてください

カーリルをご利用いただきありがとうございます。カーリルでは、読みたいリストなどをご利用いただくために、各種ソーシャルネットワークなどでログインできるようになっています。

このうち、Twitterとの連携について、APIの提供停止がTwitter社からアナウンスされています。カーリルがこのアナウンスの対象になるか現時点では不明です。また新しい利用条件での連携継続についても未定ですが、可能な限り連携を維持できるよう努力します。

いずれにしてもTwitterについてはサービスの存続性そのものについて重大な懸念がある状況となっています。このため、カーリルアカウントのデータを保護し、継続的にサービスをご利用いただくために、別サービスのアカウント(Googleなど)を追加で結びつけてください。どちらのサービスでログインしても同じデータにアクセスできるため、将来、Twitterログインが停止した場合でも、継続してサービスを利用できるようになります。

カーリルアカウントの設定はこちらから

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