Internet Explorer 11への消極的対応について

カーリルでは、2021年8月以降に順次 Internet Explorer 11 (IE 11) のサポートを終了することを決定しました。IE11を引き続き利用することができますが、一部の機能が制限されたり、他のブラウザと見た目が違うことがあるかもしれません。これをIE11への消極的対応といいます。ご不便をおかけしますが、早急に新しいブラウザに移行していただくようお願いいたします。カーリル利用者のうち約5.9%がこの影響を受ける見込みです。

IE11のサポート終了スケジュール


カーリルでは、より幅広い利用者に使っていただけるよう、古いブラウザにも積極的に対応してきました。しかし、IE11はマイクロソフトのクラウドサービスでもサポートの終了がアナウンスされており、多くのウェブサービスが2021年中にサポートを終了する予定です。これにより、カーリル以外の多くのウェブサービスの利用が制限されます。

問題が複雑なのは、現時点でIE11を利用している皆様の多くが、自らの意思ではブラウザを選択できない環境にあることです。私たちが以前IE6のサポートを終了した際には、図書館内の公開端末や、学校内に設置されたコンピュータからカーリルにアクセスできなくなったという問い合わせを数多くいただきました。特に図書館においては、予算の制約により、古いコンピュータを使い続ける以外に方法がないという事例もありましたが、多くは、新しいブラウザが利用できる環境であるにもかかわらず、端末管理システムや図書館システムの動作環境の制限(図書館側の一方的な事情)により、古いバージョンのブラウザの利用を強制されているという相談でした。

このような状況を踏まえて、カーリルでは(以前のIEサポート終了と比べて)ゆっくりとIE11のサポートを終了していくことにしました。最低限の検索機能については2023年1月末までサポートを継続します。そのほかのカーリルの機能(読みたいリストやカーリルレシピなど)は、 2021年8月以降は消極的対応に方針を切り替えます。また、2021年8月以降に提供する新たなサービスではIE11に対応しません。

図書館のシステム担当者の方へ

情報へのアクセスを制約することになるため、図書館の公開端末や業務端末での「IE11の強制」はただちに廃止するべきです。公共図書館における一般的な調達サイクルである60か月後には、すでにIE11のサポートそのものが終了するため、新しい端末やシステムを導入する場合にはIE11を利用するべきではありません。カーリルでは、図書館業務向けのAPIを提供しています。残念ながら、このサービスのユーザーは特にIE11が多い傾向にあるため、さらに長い消極的対応期間を設定しました。ただし、2023年1月以降に新たに提供する提供先に対しては、IE11へのサポートは提供しません。

サポートを終了予定の具体的機能(随時更新・2021年11月26日最終更新)

  • カーリルレシピの編集機能
    機能改善に伴いサポートの維持が困難であるため2021年8月以降サポート終了予定→2021年11月26日以降はIE11では編集できなくなりました
  • カーリルローカル
    最新版ブラウザでの速度向上を図るため、2021年11月26日以降にWindows10より古いバージョンのOSで動作するIE11では動作しなくなりました

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