20万冊の仮想図書館「カーリルブックウォーク」を公開

Stay at home,Keep reading. 📚📚

openBD API(バージョン1)の終了の影響により、書影情報の活用が困難となったため、このサービスを終了します。(2023年8月30日更新)

図書館や本屋さんを歩き回ることは、”知らない情報に出合う機会”を提供してくれます。これは「検索」や「SNS」には代替できない場として重要な機能のひとつです。カーリルブックウォークは、インターネット上で少しでもそんな体験を実現することを目指したウェブサービスです。1ページにまとめて表示された20万冊の表紙画像を自由に歩き回って読みたい本を見つけることができます。検索機能はありません!

https://blog.calil.jp/wp-content/uploads/2020/04/fab4c5049a1e3fe81b2c8c0944a0fc56.mp4

カーリルブックウォークにアクセス
https://calil.jp/bookwalk/ (サービス終了)

インターネット上の仮想の図書館

カーリルでは、次の基準で20万冊の本を選びました。

  • カーリルの読みたいリストに3名以上が入れていること
  • 国会図書館を含めた全国の公立図書館が3冊以上所蔵していること
  • openBDプロジェクトを通して書影が提供されていること

最初に表示されるのは、ランダムな順番になっていますが、みんなが読みたい順、図書館の所蔵数が多い順、出版社順(ISBN)などで並び替えることもできます。20万冊という数に意味はありません。平均的なブラウザ環境で快適にみられる数として設定しました。図書館だと中規模な公立図書館に相当します。

ぎふメディアコスモスの本棚 CC-BY Asturio Cantabrio

推奨環境

スマートフォンには最適化されていませんので、ぜひパソコンで体験してみてください。スマートフォンでもご覧いただけますが、快適できないかもしれません。

このサービスは、最新のブラウザで快適にご利用いただけるように設計されています。もはや、Internet Explorer 11では動きません。すべての表示画像を標準サイズで見ると、およそ5GBバイト程度のパケットを消費します。スマートフォンなどでご利用の際は、Wi-Fi環境のご利用をおすすめします。

本を入手する方法

現在、COVID-19の影響により多くの図書館は休館しています。また、多くの大規模書店や町の本屋さんが休業しています。さらにAmazonでは入荷制限により品切れとなる本が増えているとの情報もあります。このように紙の本の入手は、これまでと比べると格段に難しい状況になりました。

インターネット書店は出荷遅延などはあるものの動いています。大手書籍流通トーハンが運営する「e-hon」では、出版社と協力して購入時の利益を休業している書店に還元する取り組みが始まっています。また、小規模な本屋さんでは、ショッピングカートなどの仕組みを活用して、インターネット上で本を販売する動きもあります。このように、本を入手する方法には多様性があります。もちろん、読みたい本が電子書籍になっていれば、これを活用することもできます。この機会に近くの本屋さんのウェブサイトや、いつも読んでいる本の出版社のウェブサイトを訪れてみてください。「Bookstore AID基金」では、町の本屋さんを守る取り組みが進んでいます。

読みたい本が入手できないときは、とりあえず、カーリルの読みたいリストや、外部の読書支援サービスに登録しておきましょう。落ち着いてから、図書館で借りたり、リクエストしたり、あるいは本屋さんで購入してください。

開発者の方へ

このプロジェクトのために抽出したデータはオープンデータとして公開します。

20万冊の選書リスト ライセンス CC-0
https://bookwalk-archives.calil.co.jp/bibs/isbn.json

大量アクセスに耐えられる書影画像の配信環境(このサービスのための一時的にものなので、今後はopenBDでもより高速なサーバー応答を実現予定です。その際には、このURLは将来的に無効になります。)
例 : https://bookwalk-archives.calil.co.jp/120/9784000001885.jpg
画像サイズは 120,200,300,400,500を提供しています。
https://bookwalk-archives.calil.co.jp/[画像サイズ]/[ISBN].jpg
書影の利用規約はopenBDプロジェクトに準拠します

上記エンドポイントは将来的に廃止予定です(2022/6/10)

図書館の方へ

カーリルでは、不急のプロジェクトを積極的に停止して、多くのリソースをCOVID-19からのリカバリーに充てていく方針をとっています。現在、多くのシステム開発会社を通して、検索技術の図書館への提供を行っていますが、積極的なプロモーションは停止しています。もちろん企業によって考え方はいろいろあると思います。しかし、このような状況下で公正で発展的なシステム調達が実現できるとは考えられず、無理に進めることはシステム開発会社にも不要なリスクを負わせることになります。各図書館にはリース更新などを積極的に活用し、今年度中の不急のシステム調達については停止することを強く要請します。

さいごに

ゴールデンウィークはカーリルブックウォークでブックウィークに、、あ、これで、カーリルにもゴールデンウィークが来ます!

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