図書館総合展で行われたLibrary of the Year 2010 最終選考会(11月26日)において、カーリルが大賞を受賞しました。
Library of the Yearは、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人 知的資源イニシアティブ(IRI)が毎年授与する賞です。2006年より毎年、図書館総合展のフォーラムとして開催されています。2010年は、カーリルのほか京都国際マンガミュージアム、神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ事業が最終選考対象に残っていました。なお、特別賞には置戸町生涯学習情報センターが選ばれました。過疎の町における図書館に関する事例報告は非常に感動的でした。
選考会ではまず、推薦人によるプレゼンテーションが行われました。カーリルのプレゼンターは、カーリルをよく知るnumabooksの内沼晋太郎氏が務めてくださいました。内沼氏には、カーリルが図書館利用者の裾野を広げた点を評価いただき、強調していただきました。
最終選考にノミネートしたカーリルを含む3団体は、多種多様でありましたが、いずれも首都圏発の事業ではなく、インフラを担っており、未来を見据えた事業であるという共通軸がありました。
ディスカッションを経て、投票が行われました。
非常に難しい選考だったと思いますが、カーリルは会場票の過半数と、審査員票6票のうち4票を獲得し、大賞に選ばれることができました。
カーリルが提唱している「みんなで創る図書館」という取り組みが評価されたと考えております。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。
カーリルは、図書館をより便利にし、利用者が本や知識を通じて交流できるサイトとしてこれからも発展していきます。今後とも、皆様の訪問をお待ちしております。
プレスリリース「Library of the Year 2010 大賞を受賞」 2010年11月29日
カーリル(Nota Inc.)とブースの共同出展者たち