2016年4月7日

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【プレスリリース】 「カーリル Unitrad API」の運用を開始します





日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」を運営する株式会社カーリル(所在地・岐阜県中津川市、代表取締役・吉本龍司)は、図書館業務向けの超高速横断検索API「カーリル Unitrad API(カーリル・ユニトラッド・エーピーアイ)」の運用を開始し、京都府立図書館で初導入されました。従来の業務用横断検索システムと比べて、圧倒的に高速で、使いやすいインターフェースにより、図書館業務の大幅な効率化を実現します。





積み残された課題

カーリルのサービス開始から7年目を迎え、私たちが提供するウェブサービスだけではなく、無償開放しているAPI経由で様々なアプリケーションが図書館のデータと連携しています。これによりユーザーは、様々な方法で図書館の蔵書検索ができるようになりました。

ユーザーの利便性は年々向上する一方で、図書館員には遅くて使いにくい従来型の横断検索システムの利用が強いられています。都道府県立図書館が個別に管理する横断検索システムの維持と拡張には、これまで多額の税金が投入されてきましたが、少なくともこの6年間、本質的には何も変わりませんでした。


すべての責任はカーリルにあります。私たちには、問題を解決できる技術力があるにもかかわらず、業務に対応できるAPIを提供することに真剣に取り組んではこなかったのです。
  

まったく新しいAPI

多くの図書館員は、横断検索システムが遅いのは図書館システムが遅いためだと考えてきました。しかし、実際にはこの数年で図書館システムの性能は大幅に改善しており、横断検索システムが最大のボトルネックとなっています。

私たちはこの数か月、この積み残された課題をまとめて解決する新しい横断検索API「カーリル Unitrad API」の設計に取り組んできました。新しいAPIは、従来のどの横断検索システムよりも圧倒的に高速で、安定性や拡張性、コストパフォーマンスなど多くの点でも優れています。もちろん、業務システムとの連携にも対応できます。

アクセスが増加しても必要なコンピューターリソースは自動配分され、速度が低下することはありません。システム更新は、共通インフラでカーリルによって管理され、図書館は何もする必要がないばかりか、これまでよりずっと迅速になります。

Unitrad APIには、カーリルのもつノウハウをすべて詰め込んで、さらに業務で必須となる要素も実装しました。このAPIは、今後図書館に求められる新しいサービスや機能に柔軟に対応できる圧倒的なスケーラビリティを約束します。


都道府県立図書館の方へ

カーリルでは、図書館システムのパッケージベンダーを通じて早急にこの技術を図書館に供給できるよう準備しています。まずは、第1号ユーザーであり、日本で最速の都道府県横断検索サービスを提供する京都府立図書館でその性能を体験してください。次にカーリルにデモンストレーションを要請してください。

Unitrad APIは従来の横断検索システムを完全に置き換え可能です。もしあなたが次の図書館システムを選定しているのであれば、Unitrad APIに対応したシステムを選定してください。Unitrad APIに対応したシステムを導入することで都道府県下の図書館の業務は大幅に効率化され、地域の図書館サービスは強化されます。

もしシステム調達が終わったばかりで、今後数年にわたって遅い横断検索システムを利用しなければならない場合、API利用料を減免する支援プログラムを提供します。このプログラムはパッケージベンダーとの協業により提供され、うまくいけばとてもスムーズに移行されます。

不運にも導入を希望するパッケージシステムがUnitrad APIに対応する見込みがない場合、システムにUnitrad APIと同等かそれ以上のスペック(例えば、結果表示までの内部遅延を100ミリ秒以下とすることなど)を要求してください。競合する横断検索システムの開発が促進され、どちらにしても状況はよくなります。


シンプルに進めていこう

カーリルは数年以内に使えない横断検索システムを駆逐したいと考えています。すでに全国規模のサービスに耐えるサーバーやネットワークインフラは構築済みで、継続的に技術開発にリソースを投入します。

私たちは新しいAPIにシンプルかつ明瞭な価格を設定しました。月額利用料は、都道府県の人口に比例した定額制で、どの規模の自治体にとってもコストダウンとなります。もちろん、アクセス数や検索対象が増加しても追加料金は必要ありません。

この事業の重要なミッションは、カーリルが図書館と協業し、最終的にAPIそのものを市民に無償開放することです。それが実現されてはじめてカーリルにとって意味のある事業となるのです。


京都府立図書館との連携

カーリルにとって、都道府県立図書館との協業は大きなステップです。そして、協業による成果は広く公開し、全国の図書館サービスの発展のために資するべきであると考えています。このようなお互いのミッションを明確化するため、カーリルと京都府立図書館は「連携・協力に関する協定」を締結しました。今後Unitrad APIの活用のみならず様々な分野での連携・協力を推進していきます。

  
お問い合わせ

株式会社カーリル
岐阜県中津川市坂下1645-15
contact@calil.jp  電話 0573-67-8105


プレスリリース全文(料金表やQ&Aを含む)

京都府立図書館のプレスリリース
京都府図書館総合目録 (カーリル Unitrad APIを採用した横断検索)
京セラ丸善システムインテグレーションによるプレスリリース (京都府立図書館のシステム構築を担当)


2016年3月31日

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SSLによる暗号化通信の常時化について

カーリルをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

 カーリルでは、段階的にSSLによる暗号化の導入を進めており、すでに7割以上のユーザーが暗号化されたアクセスに切り替わっています。

このたび、より安全にサービスをご利用いただけるよう、すべてのユーザーに対して常時暗号化を実施することとなりました。 

一部の古いブラウザではアクセスに問題が生じる可能性がございますが、ご了承ください。 最新のOS、またはブラウザにアップデートしていただくことで引き続きカーリルをご利用いただけます。

今後ともより安全なサービス運営に努めてまいります。

2016年3月18日

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図書館にマキタのお掃除ロボットがやってきた!【動画レポート】



2015年11月、世界の電動工具市場を牽引するマキタから業務用のロボット掃除機「ロボプロ」が発表されました。マキタは従来からバッテリー駆動のハンディ掃除機でも定評があり、使っている方も多いのはではないでしょうか。しかし、今回のロボット掃除機は"業務用"。これは図書館で活用できるのでは、と考えました。

早速マキタに相談したところ、全面的にご協力いただき、実際の図書館で使ってみることになりました!



今回は、Library of the Year2015大賞に輝いた多治見市図書館にご協力いただき、図書館でのロボット(掃除機)活用の可能性についてレポートします!

多治見市図書館には、全国からたくさんの視察が来るそうです。スタッフも大忙しで、図書館内のお掃除に手が回っていないところもあるとのこと。どれくらいゴミがとれるか試してみました。



お掃除ロボットは、本棚から出ている本も避けて丁寧に掃除しています。

皆さんがよく使っている図書館の書庫にもたくさんの本が大切に保管されています。書庫の隅々まで掃除してくれます。



少しの段差があっても楽々と乗り越えます。テニスコート2.5面分を6時間かけてもくもくとゴミを集め続けて……。2時間ほど動かしただけで、こんなにゴミがとれました!



今回、ロボットが図書館で働く姿は日常の風景に自然に溶け込んでいました。これから、図書館で働くロボットはますます増えていきますが、カーリルはロボットにも人間にも楽しい図書館を目指して技術開発を進めていきたいと思っています。


ご家庭や図書館に一台、いかがでしょうか。

YouTubeで動画を再生

協力:
株式会社マキタ
多治見市図書館

2016年1月7日

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館内案内アプリ「さばとマップ」を公開しました



カーリルでは、2014年9月から名古屋大学附属図書館での実証実験を開始するなど、屋内位置情報を活用した図書館サービスの研究・開発に取り組んできました。

2016年1月6日から、これらの技術を初めて公共図書館向けに本格的に導入した「さばとマップ」の運用が始まりました。

福井県の鯖江市図書館の公式キャラクター「れさのすけ・れさたろう」が本棚を案内します。
同アプリはGoogle Playストア及びApp Storeより無料でダウンロードできます。


「さばとマップ」は鯖江市図書館が公開したオープンデータを活用する形で、カーリルが開発したiPhone、Android向けアプリです。同アプリのソースコードはGitHub上でオープンソースとして公開しています。

屋内測位にはBLEビーコン(iBeacon)を採用しておりますが、ルールベースの測位エンジンにより、各種測定データをクラウド上に送信することなく、クライアントのみで測位することができます。これにより、ユーザーのプライバシーリスクが大幅に軽減されます。

測位エンジンは既にオープンソース化しており、測位ルールはオープンデータとして公開されるため、誰でも自由に鯖江市図書館の屋内位置情報を活用したアプリが開発可能です。

カーリルでは、図書館の案内図(配架図)をクラウド上で管理するサービスの準備を進めており、全国の図書館の"探しやすさ"改善を目指しています。





鯖江市図書館の「さばとマップ」案内ページ

鯖江で日本初!カーリル、ビーコンで図書館屋内ナビゲーションで本探しアプリ発表!-福野泰介の一日一創