2014年11月4日

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図書館向けICタグ対応タブレット端末を開発しました

カーリルのものづくりプロジェクト、「カーリルラボ」では、図書館に役立つ最新技術の開発を推進しています。

株式会社カーリル(岐阜県中津川市)と、バルブ・バルブコアを主力とする自動車部品メーカー、太平洋工業株式会社(岐阜県大垣市)及びその子会社のピーアイシステム株式会社は、図書館向けICタグ対応タブレット端末を共同開発しました。太平洋工業が開発したNFC拡張アタッチメントの技術を図書館向けに応用し、カーリルが提供する各種図書館向けサービスと連携します。

図書館向けICタグは、主に図書館の業務支援や盗難対策として導入が進んでいます。しかし専用機器が高額であり、ICタグのデータ構造が標準化されていないため、コスト面ばかりでなく、サービス間の連携がなかなか進まないという問題がありました。

今回、ICタグのアンテナ面を図書館で使いやすい形状に変換する「NFC拡張アタッチメント」を開発したことにより、汎用的なタブレット端末やスマートフォン(NXP社製チップを搭載したAndroidなど)を据置型の端末として活用することができるようになります。カーリルでは、日本図書館協会フォーマットなど図書館で使われているICタグのデータ構造を広くサポートしたSDKの開発を進めており、カーリルの提供する各種サービスはもとより、他社の開発した図書館システムとシームレスに連携する仕組みを提供します。同技術は、ISO15693及びNFC規格に準拠し、ICタグの読み込みだけではなく、書き込みやAFIの書き換えもサポートしていますので、書誌情報と連携したサイネージとして活用できるほか、貸出・返却処理とも連携可能です。

なお、カーリルでは、このデバイスの試作品をパシフィコ横浜で開催される図書館総合展2014年11月5日~7日)で展示します。






2014年10月30日

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共同保存図書館・多摩との共同研究に取り組みます

カーリルとNPO法人 共同保存図書館・多摩(多摩デポ)は10月29日、共同研究の協定を締結しました。

多摩デポでは公立図書館が処分する本の中から、多摩地域で1冊だけは残して保存し、地域の図書館を通じて提供する仕組みづくりをすすめています。そのためには、どの本が最後の一冊なのかを調査したり、実態を把握する必要がありました。

しかし、多摩地区にある本は膨大なため、手作業による調査は難しい状況でした。今後、こういった調査にカーリルのデータを活用するなど、様々な共同研究を進めていきます。
多摩デポはとてもオープンに組織が運営されており、この協定に至った経緯についても議事録がすべて公開されています。カーリルでも成果を積極的に公開していきたいと考えています。
多摩デポ理事長 座間さんとカーリルの吉本/協定の締結

2014年10月26日

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カーリルが図書館・電子書籍サービスとの連携を開始しました


公立図書館での電子書籍の導入が少しずつ進んでいます。現在のところ、多くの図書館では、紙の本を扱う図書館システムとは別にシステムが運用されており、本を紐付けるISBNなどの書誌情報の整備も進んでいないため、検索しにくい状況でした。

カーリルでは、これらのデータを独自に集約し、使いやすい形のデータを整備する取り組みを開始しました。また、このデータを活用した電子書籍サービスとの連携を開始しました。

ユーザーは、これまでとまったく同じ使い方でご利用いただくことができ、該当する本が電子書籍として所蔵されている場合は、「蔵書あり」と表示されます。「予約する」ボタンから電子書籍サービスに簡単にアクセスすることができます。
今回の連携では、ISBNがある本の電子版のみの対応となりますが、今後ISBNのない本についても対応方法を検討していきます。

↑ 電子書籍が該当した場合の表示例

また、カーリルの提供している図書館APIも標準で対応するため、500を超えるカーリルAPI連携アプリやブラウザ拡張ツールも電子書籍に対応することとなります。

現在電子書籍を提供している図書館は29館といわれていますが、現在は、そのうちの22館に対応しています。今後は対応図書館の拡大を目指すとともに、より低コストに情報の流通性を高める方法について、電子図書館サービスの関連事業者との調整を進めていきます。


公立図書館で提供されている電子書籍

整備したデータをもとに統計データを作成しました。調査対象となったすべての図書館をあわせると、オールアバウトによる記事コンテンツが全体の40パーセントを超えており、図書館によってはオールアバウト以外のタイトルが1パーセント以下となる例もありました。また、青空文庫やグーテンベルク21など著作権切れの書籍のデジタル版や、著作権切れ書籍を底本とした翻訳やオーディオブックが多く所蔵されていることがわかりました。一方で、それ以外のコンテンツの提供・導入についてはなかなか進んでいない実態も分かってきました。

商用コンテンツ(便宜上、地域資料・オールアバウト・グーテンベルク21・青空文庫を除いたものとして定義)では、86パーセントのタイトルでISBNを持つ底本(元となった紙の本か雑誌)が存在していました。8113タイトル中、7010タイトルはISBNが紐付いたことになります。これらのタイトルの中には、新しい版があるにもかかわらず、古い版が所蔵されているケースも多く見られました。

ISBNに紐付かない1103タイトルのうち、512タイトルは、雑誌やオーディオブックなど、もともとISBNを持たないもののAmazon等では従来より流通しているコンテンツでした。さらに残りの591件は、雑誌記事を分割して電子書籍化したもの、市場に流通していないオーディオブック(アルク・パンローリングなど)やBOINTECH社による3D図鑑などがありました。

昨今導入された電子書籍サービスでは著作権処理が容易なコンテンツが、いわば「抱き合わせ」の状態で導入されています。このような実態を無視して、導入図書館数やコンテンツ数のみの評価を続けた場合、一般ユーザーの信頼を損ないかねません。また、DRMの実施主体や契約条件など不明確な点も多く、最終的なユーザー(市民)が置き去りとなっているのではないかと懸念されます。図書館での電子書籍提供は、解決するべき課題や合意形成も多く存在しています。実態を正確に把握した上で議論を進められるよう、本プロジェクトの統計資料を広くオープンデータとして公開することにしました。

調査結果を開く (Google Docs) CC-BY



のべ書誌数ベースの出版社 上位30 (詳しくはこちら)
出版社名書誌数
株式会社オールアバウト18000
青空文庫5000
グーテンベルク214103
平凡社1071
PHP研究所973
法研769
すばる舎504
パンローリング390
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス365
アルク291
学研287
東京リーガルマインド271
インプレスジャパン241
東洋経済新報社226
KADOKAWA / エンターブレイン179
KADOKAWA / メディアファクトリー156
研究社137
Macmillan135
KADOKAWA / 中経出版132
株式会社 銀の鈴社119
丸善108
朝倉書店107
岩崎書店106
ヤック企画106
KADOKAWA / エンターブレインDMG88
東京電機大出版局80
銀の鈴社79
アメンド(創己塾出版)69
BOINTECH62

対応図書館 (2014年10月26日現在)

  • 愛知県大府市
  • 千葉県流山市
  • 愛媛県今治市
  • 岐阜県大垣市
  • 広島県府中市
  • 兵庫県赤穂市
  • 兵庫県小野市
  • 兵庫県三田市
  • 茨城県筑西市
  • 香川県綾川町
  • 三重県志摩市
  • 大分県豊後高田市
  • 大阪府松原市
  • 大阪府堺市
  • 島根県浜田市
  • 栃木県大田原市
  • 栃木県高根沢町
  • 徳島県徳島市
  • 和歌山県有田川町
  • 山口県萩市
  • 山梨県立図書館
  • 山梨県山中湖村

2014年9月12日

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小中学校向け図書館システム「情報BOX」がカーリルと連携しました

全国4500校以上で導入されている小中学校向けの図書館システム「情報BOX」とカーリルの連携を開始しました。

情報BOXのオプション「ライブラリーサーチ」で、カーリルの対応する公立図書館や大学図書館の蔵書をあわせて表示します。カーリルAPIによる連携により、学校図書館で所蔵がない本や、貸出中の本についても近くの公共図書館の蔵書を効率的に確認することができるようになりました。

この機能はライブラリーサーチを導入している学校の生徒・保護者の方であれば、自宅からでもご利用いただけます。ぜひご活用ください。

検索画面の表示例