カーリルでは、消極的対応方針により、検索などのコア機能について「Internet Explorer 11」(IE11)のサポートを維持してきました。このたび、検索を含むカーリルのすべてのサービスでIE11のサポート期間が終了しました。これにともない、今後IE11ではサービスをご利用いただけなくなります。カーリル利用者のうち約0.4%がこの影響を受ける見込みです。対象となるユーザーのみなさまは、最新ブラウザに移行してください。

カーリルでは、消極的対応方針により、検索などのコア機能について「Internet Explorer 11」(IE11)のサポートを維持してきました。このたび、検索を含むカーリルのすべてのサービスでIE11のサポート期間が終了しました。これにともない、今後IE11ではサービスをご利用いただけなくなります。カーリル利用者のうち約0.4%がこの影響を受ける見込みです。対象となるユーザーのみなさまは、最新ブラウザに移行してください。
カーリルでは、情報セキュリティ基本方針を策定し、提供するウェブサービスや社内の情報セキュリティの継続的な強化に取り組んでいます。このたび、この取り組みをさらに推進するため、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC27001:2013」の認証(ISMS認証)を取得しました。
2022年、国内の図書館においては、ランサムウェアによるセキュリティ侵害など、長期のサービス停止を伴うセキュリティインシデントが多数発生しました。図書館が直接提供するウェブサービスは年々複雑化していますが、残念ながらセキュリティの水準はそれに追いついていない場合もありました。
カーリルが考える情報セキュリティの強化は、カーリルだけではなく連携する図書館(日本国内のほとんどの図書館)のセキュリティリスクを軽減することです。カーリルでは、自社の情報セキュリティ体制を継続的に強化するとともに、連携する図書館の情報セキュリティ水準の引き上げにも積極的に取り組んでいく方針です。
2023年2月6日
15736290
ISO/IEC27001:2013
JIS Q 27001:2014
・図書館蔵書検索サイトの運営
・図書館業務向けAPIの提供および技術コンサルティング
・図書館システムに関する技術開発
ビューローベリタスジャパン株式会社 システム認証事業本部 (ISR018)
カーリルでは、2020年4月から「カーリル COVID-19 学校図書館支援プログラム」を開始しました。このプログラムは、学校図書館などを対象にインターネットからの蔵書検索と、予約受付のための簡易的なシステムを無償提供するもので、これまでに1,000館以上の図書館に導入されています。
COVID-19による一斉休校や、その後の開館時間短縮などに対応するための対策としてスタートしましたが、GIGAスクール構想に基づくタブレットやノートパソコンの配布の推進に伴い、活用シーンはさらに広がっており、利用は増加傾向にあります。
このため、多くの図書館からプログラムを継続してほしいとのご要望をいただいておりました。また、感染収束後の継続に関するお問い合わせが増加しております。この取り組みを通して学校図書館がインターネット上に検索インフラを持つことが標準化してきた点や、それが図書館同士の連携を促進するきっかけとなっている点など、このプログラムはカーリルにとっても重要な取り組みのひとつです。
このたびカーリルでは、プログラム名称から「COVID-19」をなくした「カーリル 学校図書館支援プログラム」に改称するとともに、専用のサポートサイトを開設し、さらに多くの図書館でご活用いただける体制を整備します。
あわせて、これまで暫定的に設定していた無償提供期間を撤廃し、カーリルの正式サービスの一部として継続的に無償提供することを決定しました。
学校図書館支援プログラムは、学校図書館をメインターゲットとして想定しているものの、公民館図書室や公立図書館、研究機関や大学、専門図書館、美術館や博物館の資料室、コミュニティ図書室など多様な種類の図書館でご活用いただいております。今後もその方針は変わりません。
今後は、皆様から頂いたご要望なども参考にしながら、「カーリル学校図書館支援プログラム」のさらなる拡充に取り組みます。
変更日
2022年9月5日
プログラム名称の変更変更前「カーリル COVID-19 学校図書館支援プログラム」
→ 変更後「カーリル 学校図書館支援プログラム」
提供期間に関する変更変更前「2024年3月末までは安定的に提供いたします。プログラムを終了する場合には少なくとも12か月前には告知します」
→ 変更後「このプログラムはカーリルの正式サービスとして永続的に無償提供されます。また、仮に何らかの事情によりプログラムを終了する場合には、混乱が生じないように、少なくとも24か月前には告知します。」
「カーリル Unitrad API」の付帯サービスとして設定しました(システムインテグレーターの方へ)
カーリルが図書館向けに提供している業務用の横断検索API「カーリル Unitrad API」の付帯サービスとして「カーリル 学校図書館支援プログラム」の全機能を提供します。このプランは、自治体等が外部調達する図書館情報システムの構成要件の一部として「カーリル 学校図書館支援プログラム」を組み込む場合にもご活用いただけます。サービス提供にあたり、契約書などを伴うサービスの継続性に関するコミットメントが必要な場合はお問い合わせください。原則として、システム全体を受注した事業者(システムインテグレーター)と連携してサービスを提供します。
カーリル学校図書館支援プログラム(サポートサイト)
学校図書館支援プログラムは、学校図書館だけではなく、公民館図書室や専門図書館などでも多く導入いただいています。カーリルでは引き続きサービスの拡充を進めており、継続的に申し込みいただけます。
多くの学校や図書館で活用いただいている一方で、検索サービスを導入したくても図書データが未整備の図書館が多数あることが分かりました。将来的に図書館システムの導入を検討している場合、複本(図書館用語で同じ本が複数ある場合)に対応するため本にバーコードを貼られていると便利です。しかし、バーコードの印刷機能は一般的に図書館システムを導入しないと使うことができないため、図書館システムを導入しないと着手できない状況がありました。(実際には、いろいろな方法でバーコードを印刷することができますが手順が複雑です)
この問題を解決するため、「カーリルToolBox : バーコード連番印刷」を開発しました。このサービスはブラウザだけで動作するため、インターネットにつながる環境とプリンタがあれば、蔵書管理のためのバーコードラベルを簡単に印刷することができます。図書館だけではなく、自宅や会社で図書館と同じようにデータ整備をしてみたい方もご活用いただけます。
カーリルでは現在、オフィスにある本にバーコードを貼り付ける作業を進めています。実際にこの印刷ツールを使ってカーリルオフィスの本にバーコードを貼るまでの手順を見てみたいと思います。
主要なラベル用紙に対応していますが、要望があればお知らせください。 今回は、65面の再剥離ラベルを利用しました。このラベルは簡単に剥がすことができるので、自宅などでは便利です。図書館では強粘着ラベルが多く使われます。
プリンタはレーザープリンタが推奨されることが多いのですが、これは滲みが少なくバーコードが読み取りやすいためです。今回は、ビジネスインクジェット(顔料インク)を利用しました。一般的なインクジェットプリンタの場合は、水に弱いため水濡れや経年劣化で滲んでバーコードが読めなくなってしまいます。印刷時の設定はプリンタによって異なりますが、なるべく高画質な設定とするのがおすすめです。
レーダープリンタの場合は品質の低い再生トナーの場合、数年でトナーが剥離してしまうため、長期間利用する場合はあわせてラベルキーパーを利用するのが良さそうです。
蔵書管理のために使われるバーコードには、連続したユニークな番号が使われています。この番号のことを、図書館システムによって図書コードや資料コード、図書番号などいろいろな呼び方で呼んでいます。
重複して番号が振られていなければどのような番号でも図書館システムで管理することができます。学校図書館などでは6桁程度の番号がよく使われているようです。カーリルでは、開始番号を100000~に設定することにしました。学校などでは学校番号を先頭につけることで、地域内で併合などがあっても重複が避けられるようにすることも多いようです。
画面左下の印刷ボタンで印刷することができます。枚数を指定してまとめて印刷することをおすすめします。
今回利用した粘着力の低い再剥離ラベルの場合、ざらざらした装丁の本では、すぐに剥がれてしまいました。このような場合は、再剥離を諦めてラベルキーパーを活用しました。
ここまでの作業が完了すると、エクセルなどを活用して「図書コード」と「ISBN」のデータを整備することで最低限の所蔵データを整備することができるようになります。このデータを 学校図書館支援プログラムにお送りいただくことで、検索サービスを立ち上げることができます。この手順については、”カーリル図書館”の整備状況とあわせてブログ記事にて紹介する予定です!
あくまでこのツールでは、バーコードを印刷するだけなので、このあと、所蔵データをエクセルなどで整備したり、図書館システムを導入することでさらにサービスを拡張することができます。(すでに将来的に導入する図書館システムが決まっている場合は、バーコードの仕様が問題ないか念のため確認することをおすすめします)
カーリルでは今回開発した、 「カーリルToolBox : バーコード連番印刷」 をオープンソースで公開しています。自由にカスタマイズしたり、システムに組み込んで活用することもできます。要望がありましたら是非カーリルにお知らせください!
カーリルにしばらくアクセスしていないユーザーは2021年1月1日以降にログアウトしたり図書館の設定がリセットされる可能性があります。設定を維持するために、12月中にカーリルにアクセスしてください。お手数をおけしますが、ご協力をよろしくお願いします。
この問題はブラウザに保存された「クッキー」の有効期限切れにより発生します。カーリルは2010年にサービスを開始しました。このとき、「クッキー」の有効期限は10年後の2020年12月31日にハードコーディング(プログラムに直接記述)されました。私たちは、今年の3月にこの問題に気が付きましたが、アップデートの適用が遅れたため、多くのユーザーが影響を受けることになりました。
この問題に対応するためセッション管理メカニズム(ログイン状態や図書館の設定を安全に保存する仕組み)をアップデートしました。これにより、将来のセキュリティリスクも軽減されます。
カーリルをご利用のユーザーは、12月中にカーリルにアクセスしてください。最新のセッション管理メカニズムに自動的に移行され、「クッキー」の有効期限も延長されます。
アカウントが削除されることはありませんのでご安心ください。図書館の設定はログインすることで復元されますが、ログインせずに利用している場合には、改めて図書館の設定が必要となります。お手数をおかけすることをお詫びいたします。
ユーザーの皆様にはお手数をおかけしますが、引き続き、安定的なサービス提供に努めてまいりますので、ご協力を宜しくお願いします。