カーリルをご利用のみなさまへのお願い

カーリルにしばらくアクセスしていないユーザーは2021年1月1日以降にログアウトしたり図書館の設定がリセットされる可能性があります。設定を維持するために、12月中にカーリルにアクセスしてください。お手数をおけしますが、ご協力をよろしくお願いします。

なぜ問題が発生するの?

この問題はブラウザに保存された「クッキー」の有効期限切れにより発生します。カーリルは2010年にサービスを開始しました。このとき、「クッキー」の有効期限は10年後の2020年12月31日にハードコーディング(プログラムに直接記述)されました。私たちは、今年の3月にこの問題に気が付きましたが、アップデートの適用が遅れたため、多くのユーザーが影響を受けることになりました。

カーリルの対応は?

この問題に対応するためセッション管理メカニズム(ログイン状態や図書館の設定を安全に保存する仕組み)をアップデートしました。これにより、将来のセキュリティリスクも軽減されます。

どうしたらいいの?

カーリルをご利用のユーザーは、12月中にカーリルにアクセスしてください。最新のセッション管理メカニズムに自動的に移行され、「クッキー」の有効期限も延長されます。

12月中にアクセスしなかった場合はどうなるの?

アカウントが削除されることはありませんのでご安心ください。図書館の設定はログインすることで復元されますが、ログインせずに利用している場合には、改めて図書館の設定が必要となります。お手数をおかけすることをお詫びいたします。


ユーザーの皆様にはお手数をおかけしますが、引き続き、安定的なサービス提供に努めてまいりますので、ご協力を宜しくお願いします。

Web-OPAC(蔵書検索システム)の評価手法を検討するワーキンググループを立ち上げます

カーリルと次世代の図書館システムを開発する「Project Next-L」では、OPAC(蔵書検索システム)の評価手法を検討するワーキンググループを立ち上げます。このワーキンググループでは、図書館向けの蔵書検索システムの評価手法について実践的な検討と可視化ツールの開発を進めます。

各図書館が提供しているWeb-OPACの品質は、図書館が作成した書誌データと検索システムの設計や実装に依存するため、客観的な評価が難しいのが現状です。また、ミドルウェアのアップデートにより、内部仕様が変更された結果、一部の書誌が検索できなくなるなどの運用障害もたびたび発生しています。

ワーキンググループでは、評価用の書誌データセットと、クエリおよび正解データを整備することにより、検索システムの「評価」と「テスト」の自動化に取り組みます。また、これまで感覚的だったシステム間での検索結果の違いを可視化することで、容易に比較できるようにします。

当面は、カーリルが開発する「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」向けの検索システムと、「Next-L Enju」の検索結果を用いて評価ツールの設計を進める予定です。カーリルでは、開発した評価ツールを開発過程の自動プロセスに組み込むことで、製品の性能を継続的に維持、向上することを目指しています。

長期的にはこれらのデータセットや評価ツールが、システム調達時の性能評価の指標として活用されることに期待しています。このプロジェクトは、オープンソースプロジェクトとして進められるため、誰でも開発に参加することができます。グループでのコミュニケーションは、Code4Lib JAPANのSlackチャンネル「#opac」にて進めます。このプロジェクトに興味があるシステム開発企業や図書館の方はぜひご参加ください。

「こうとけんさく」の運用を開始しました

日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」を運営する株式会社カーリル(所在地・岐阜県中津川市、代表取締役・吉本龍司)は、埼玉県内の高等学校と特別支援学校に勤める教職員・学校司書で構成している研究団体「埼玉県高等学校図書館研究会」と2020年6月12日に「連携・協力に関する協定」を締結し、図書館の新たなサービスに関する技術開発について連携を進めてまいりました。

その最初の成果として、新しい蔵書検索システム「こうとけんさく」の正式運用を、2020年10月22日から開始しました。本システムの稼働により、高校間資料相互貸借の一層の充実による手厚い授業支援や生徒教職員の読書ニーズへの迅速な対応など、埼玉県内高校図書館のサービス水準向上が期待されます。

「こうとけんさく」は、インターネットを活用して埼玉県内の高等学校図書館の蔵書を横断的に検索するシステムであり、発表時点で、141校310万冊を超える蔵書の検索が可能です。本システムは一般には公開されませんが、カーリルでは、このサービスの運用により得られた汎用的な知見や効率的な運用方法などについて広く公開していく方針です。

検索画面例(一部の所蔵のみ表示しています)

書誌を統合しない総合目録

このサービスは、カーリル提供する業務用の横断検索API「Unitrad API」と、「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」でも活用されている簡易的な蔵書検索技術を組み合わせて構築されました。学校図書館が総合目録(複数の図書館の資料を統合的に検索すること)を運用する場合、各学校からデータを集めて統合したうえで、ひとつのWeb-OPACに登録する方法が一般的でした。このような場合には、資料コード(資料に貼付されたバーコード)や書誌コード、あるいは書誌データそのものの運用を全体で調整したり、統一する必要があります。そのため、導入にあたっての合意形成が負担となったり、システムが大規模化することにより、高コストになることがありました。

カーリルでは、これらの課題を解決するために、マイクロサービスアーキテクチャを採用しました。データを集めることは変わりませんが、各図書館の蔵書データを事前に統合せず、内部的に学校ごとに個別の検索サービスを立ち上げたうえで、検索時には横断検索の結果をリアルタイムに統合します。この設計は一見無駄が多いように見えますが、並列性が向上し、複数のサーバーで分散して処理することができるため、高速に検索できます。

埼玉県立図書館などWeb-OPACを一般公開している図書館は、そのままWeb-OPACとの横断検索として動作するため、データを受け渡したり内部的な検索サービスの立ち上げる必要はありません。今後は、学校図書館でもWeb-OPACの公開が進むことも考えられますが、そのような変化にも柔軟に対応することができるようになりました。

データ更新は、内部的には新しい検索サービスを立ちあげ、横断検索先を切り替えるオペレーションにより実現しています。これによりいつでもデータ更新できるようになり、もちろんダウンタイムはありません。運用性の検証はこれからとなりますが、運用コストの大幅な削減を見込んでいます。

★本リリース作成にあたっては、埼玉県高等学校図書館研究会の発表を引用・抜粋させていただきました。あわせてご確認ください。

埼玉県高等学校図書館研究会からのお知らせ

★関連イベントのご案内
学校図書館の検索のイマ!(パート2)
2020-11-05(木) 10:30

20万冊の仮想図書館「カーリルブックウォーク」を公開

Stay at home,Keep reading. 📚📚

図書館や本屋さんを歩き回ることは、”知らない情報に出合う機会”を提供してくれます。これは「検索」や「SNS」には代替できない場として重要な機能のひとつです。カーリルブックウォークは、インターネット上で少しでもそんな体験を実現することを目指したウェブサービスです。1ページにまとめて表示された20万冊の表紙画像を自由に歩き回って読みたい本を見つけることができます。検索機能はありません!

カーリルブックウォークにアクセス
https://calil.jp/bookwalk/

インターネット上の仮想の図書館

カーリルでは、次の基準で20万冊の本を選びました。

  • カーリルの読みたいリストに3名以上が入れていること
  • 国会図書館を含めた全国の公立図書館が3冊以上所蔵していること
  • openBDプロジェクトを通して書影が提供されていること

最初に表示されるのは、ランダムな順番になっていますが、みんなが読みたい順、図書館の所蔵数が多い順、出版社順(ISBN)などで並び替えることもできます。20万冊という数に意味はありません。平均的なブラウザ環境で快適にみられる数として設定しました。図書館だと中規模な公立図書館に相当します。

ぎふメディアコスモスの本棚 CC-BY Asturio Cantabrio

推奨環境

スマートフォンには最適化されていませんので、ぜひパソコンで体験してみてください。スマートフォンでもご覧いただけますが、快適できないかもしれません。

このサービスは、最新のブラウザで快適にご利用いただけるように設計されています。もはや、Internet Explorer 11では動きません。すべての表示画像を標準サイズで見ると、およそ5GBバイト程度のパケットを消費します。スマートフォンなどでご利用の際は、Wi-Fi環境のご利用をおすすめします。

本を入手する方法

現在、COVID-19の影響により多くの図書館は休館しています。また、多くの大規模書店や町の本屋さんが休業しています。さらにAmazonでは入荷制限により品切れとなる本が増えているとの情報もあります。このように紙の本の入手は、これまでと比べると格段に難しい状況になりました。

インターネット書店は出荷遅延などはあるものの動いています。大手書籍流通トーハンが運営する「e-hon」では、出版社と協力して購入時の利益を休業している書店に還元する取り組みが始まっています。また、小規模な本屋さんでは、ショッピングカートなどの仕組みを活用して、インターネット上で本を販売する動きもあります。このように、本を入手する方法には多様性があります。もちろん、読みたい本が電子書籍になっていれば、これを活用することもできます。この機会に近くの本屋さんのウェブサイトや、いつも読んでいる本の出版社のウェブサイトを訪れてみてください。「Bookstore AID基金」では、町の本屋さんを守る取り組みが進んでいます。

読みたい本が入手できないときは、とりあえず、カーリルの読みたいリストや、外部の読書支援サービスに登録しておきましょう。落ち着いてから、図書館で借りたり、リクエストしたり、あるいは本屋さんで購入してください。

開発者の方へ

このプロジェクトのために抽出したデータはオープンデータとして公開します。

20万冊の選書リスト ライセンス CC-0
https://nxc.calil.dev/bibs/isbn.json

大量アクセスに耐えられる書影画像の配信環境(このサービスのための一時的にものなので、今後はopenBDでもより高速なサーバー応答を実現予定です。その際には、このURLは将来的に無効になります。)
例 : https://nxc.calil.dev/120/9784000001885.jpg
画像サイズは 120,200,300,400,500を提供しています。
https://nxc.calil.dev/[画像サイズ]/[ISBN].jpg
書影の利用規約はopenBDプロジェクトに準拠します

図書館の方へ

カーリルでは、不急のプロジェクトを積極的に停止して、多くのリソースをCOVID-19からのリカバリーに充てていく方針をとっています。現在、多くのシステム開発会社を通して、検索技術の図書館への提供を行っていますが、積極的なプロモーションは停止しています。もちろん企業によって考え方はいろいろあると思います。しかし、このような状況下で公正で発展的なシステム調達が実現できるとは考えられず、無理に進めることはシステム開発会社にも不要なリスクを負わせることになります。各図書館にはリース更新などを積極的に活用し、今年度中の不急のシステム調達については停止することを強く要請します。

さいごに

ゴールデンウィークはカーリルブックウォークでブックウィークに、、あ、これで、カーリルにもゴールデンウィークが来ます!

COVID-19 : 学校向け蔵書検索サービスの無償提供について

(URLに基づく閲覧制限で職場でこの情報を見られない方へ)
このページをスマートフォンなどでご覧いただいている方で、職場からこのページにアクセスできない場合は、以下のURLへのアクセスをお試しください。
https://calil.jp/unfiltered/negima.html

学校図書館などを対象にインターネットからの蔵書検索と、申し込みを受け付ける簡易的なシステムを無償で提供します。これにより、蔵書検索システムが整備されていない場合や、早急に整備することが難しい場合でも簡易的なウェブサービスを立ち上げることができます。

サービスのイメージ

2020年4月23日、文部科学省が発表した事務連絡において、休館した学校図書館の取り組み事例が発表されました。この中で紹介されている「郵送等による配達貸出し」などで、カーリルが提供する業務用の横断検索APIおよび、この技術を応用して学校図書館と実験を進めていた検索サービスを活用できます。国立国会図書館やopenBD(出版社の提供する本の情報)の公開データを活用し、エクセルや業務システムで管理されている最低限の所蔵データから検索精度の高い蔵書検索サービスを実現します。また、公共図書館(公立図書館)などの蔵書もあわせて検索するなど、実施するサービスモデルに応じてカーリルが対応する全国の図書館と連携できます。

このようなサービスは、一般的には導入している図書館システムの機能を活用することが想定されますが、図書館システムを未導入の場合や、従来の図書館システムにインターネットで蔵書検索サービスを提供する機能がない場合にも活用いただけます。

休館の拡大に伴い業務用の検索サービスの需要が低下しているため、この余剰リソースを活用します。ユーザーの希望があれば5月初旬には提供が開始できる見込みです。詳しくは以下のよくある質問に掲載のPDF版資料(5/2追加)をご確認いただき、カーリルまでお問い合わせください。

なお提供期間は定めていませんが、2024年3月末までは安定的に提供いたします。期間はあくまで運用の継続を保証する期間を示したものであり、終了日を示したものではありません。引き続きプログラムが必要とされる状況が継続する場合には、プログラムを継続する方針です。なお、プログラムを終了する場合には少なくとも12か月前には告知します(2020/11/17更新)

(追記)よくある質問

お寄せいただいた質問のうち公開可能なものは随時ここに掲載します。

Q.個人情報の取り扱いはどうなりますか

原則としてカーリルがデータを蓄積する必要がありませんので、直接、図書館や学校に予約申し込みを送信する機能を提供します。(あくまで受付までで、受付後の管理については提供しません)アクセスログを含むパーソナルデータはプライバシーポリシーに基づいて厳重に取り扱います。

Q.デモ画面はありますか(5/1追加)

デモサイト(カーリル高校の蔵書検索)を用意しました。

Q.詳しい資料が欲しいのですが(11/17更新)

PDF版資料を作成しました

Q.予約連携先としてMicrosoft Formsには対応できますか。(5/12追加)
Microsoft Formsには外部連携機能が現在のところ実装されておらず、対応できません。

Q.公民館の図書室などでも使えますか(5/13追加)
対応いたします。ご相談ください。

Q.カート機能のデモ画面はありますか(5/15追加)
カート機能のデモサイトを用意しました。

Q.大学図書館でも使えますか(5/23追加)
もちろんご利用いただけます。

Q.学校再開後でも使えますか(5/23追加)
もちろんご利用いただけます。

Q.説明文などにルビをつけたい(6/24追加)
Wordファイルに入力し、Wordのルビ機能でご指定ください。