図書館では静かに。
図書館は飲食禁止です。
周りの方の迷惑にならないよう行動しましょう。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、気づけば何時間も経って外は真っ暗になっていました。
まったり過ごす皆さん
今回はあいにくの雨で参加者が少なかったですが、多い時は20名をこえて座れないほどの人気の”図書館Bar”、次回開催は6月25日(土)の予定とのこと。
図書館では静かに。
図書館は飲食禁止です。
周りの方の迷惑にならないよう行動しましょう。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、気づけば何時間も経って外は真っ暗になっていました。
今回はあいにくの雨で参加者が少なかったですが、多い時は20名をこえて座れないほどの人気の”図書館Bar”、次回開催は6月25日(土)の予定とのこと。
既存の図書館システムとは大きく異なる開発組織、自治体を横断する検索機能、超短期間の開発、Twitterなどによるユーザー参加型の開発はどのように実現されたのか。
それらのヒントになるような情報をまとめた論文を雑誌「専門図書館」に寄稿しました。その論文をPDFで公開しましたので、お知らせします。
目次
1. はじめに
2. 開発の背景
3. 楽しい図書館検索システムの提案
3.1 本と出会う楽しみを提供
3.2 検索を使って図書館を広報する
3.3 地域資源の中心地としての図書館
3.4 図書館にない本も検索
3.5 外部サービスと連携して利便性を高める
4. 開発手法
4.1 開発チームの構成
4.2 開発期間とモチベーション
4.3 ユーザーフィードバックに基づく修正
5. カーリルのシステム
5.1 マッシュアップの活用
5.2 開発言語
5.3 分散処理
5.4 図書館クラス
5.5 OPACの管理
5.6 図書館APIによる図書館システムの拡張
5.7 図書館APIの利用例
6. 課題
6.1 技術的課題
6.2 ビジネスモデルの模索
6.3 対応図書館の拡大
7. おわりに
本稿では、我々が日本の公共図書館システムのレベルアップも視野に入れて2010年3月に公開した日本最大級の図書館蔵書検索サイト「カーリル」 (http://calil.jp/)について紹介する。….
本稿は専門図書館協議会発行機関誌「専門図書館」242号(2010年7月号)に掲載されたものです。
さらに開発技法に興味のある方は、以下の書籍をあわせて読むとより理解が深まります。
先日お知らせした図書館総合展のフォーラム、着々と準備が進んでおります♪
去る10月5日、フォーラム本番に先駆けて、パネリストらによる座談会が行われました。
「せっかく参加するのに、ただボーッと聞いているだけではもったいない。」
「参加者の皆様にも積極的に取り組んで頂きたい。」という気持ちのこもった熱いトークが繰り広げられました。
【座談会】
「徹底的に新しい手法で新しい図書館を創るために
-第12回図書館総合展キハラ株式会社主催フォーラム
『図書館をデザインする-情報デザインと主題プロデュースの手法』に向けて」
岡本真×有元よしの×李明喜×内沼晋太郎×洛西一周
⇒座談会の様子はこちら(USTREAM) ※途中で切れています。。
<目次>
◇この座談会の狙いは?
◇このフォーラムを思いついたきっかけ
◇洛西さん、内沼さんに声をかけたわけ
◇コメンテーターは図書館業界、図書館建築会の大物
◇リアルスペースとしての図書館は知的好奇心の渦に
◇「本を置き去りにする」アプリ?
◇面子が豪華だから、で参加して欲しくはない
◇カーリルにとって図書館建築とは? 建築と図書館の関係とは?
◇フォーラム・図書館総合展のメディア戦術
◇……3年後には1つ、徹底的に新しい手法で図書館をつくろう
◇図書館のデザインを体感できる貴重な機会
◇皆さんも含む我々で、新しいものを作っていきたい
⇒全文はこちらから!
(ACADEMIC RESOURCE GUIDE メールマガジン)
⇒フォーラムのお申込みはこちらから!
(※定員がありますのでお早めにどうぞ)
主催者側もわくわくしながら準備している図書館総合展。
ぜひ皆さんも一緒に楽しみましょう!
<関連リンク>
・第12回図書館総合展
・ACADEMIC RESOURCE GUIDE メールマガジン
・[カリブロ]カーリルも参戦! 図書館総合展のご案内[11月24日~26日]
・[カリブロ]【今すぐ参加!】新しい「図書館のデザイン」を体験する、図書館総合展フォーラム
色んな図書館を、自分の目で見て感じたい。
そしてたくさんの方に伝えたい。
東京23区内の区立図書館246館を全て制覇(訪問)し、訪問記をまとめたサイト
「東京図書館制覇!」を運営するTakeniさんこと竹内庸子さんにお話を伺いました☆
--制覇には3年かかりました--
思いつきで23区の全図書館を回ることにしたものの、始めてしばらくしてから、いったい全部で何館あるのかと数えてみたらびっくり! 200館以上あったんです。
全ての図書館を制覇するには、3年弱かかりました。長かったです(笑)。
最初の頃は週に1,2回程度の訪問だったので、1年間での達成は絶対無理。その後もう少し訪問頻度を上げたので、頑張れば2年で達成できるかという期待もあったのですが、そのペースを維持できずに未達成。3年目は最初から「今年こそは」と思って、ときには仕事を後回しにしながらも、年末ぎりぎりに制覇を達成しました。
--今でも情報は少しずつ更新しています--
23区の公立図書館は一通り訪問したので、今はちょっと休憩の時期です(笑)。でも、新しい図書館が次々と建ちますし、既存の図書館の改築もある。大きな変更がない図書館でも、職員さんの工夫で中の様子は日々変わっています。そうした現在の各図書館の様子が伝わるサイトになるよう、一度行った図書館を再び訪問して、少しずつ更新しています。23区の図書館の公式HPも月に2~3回チェックしています。
新しい図書館が建っても、なかなか訪問記を書けずにいると、早く書いて欲しいというメールをいただいたりもします。リクエストにすぐにお応えできないこともありますが、熱心に読んでいただいて嬉しいです。
そのようにして今でも23区の図書館を回り続けているので、都下の図書館にはいつまでも進出できずにいます。ここ都立中央図書館も、何回か利用しているのですが、広すぎてまだ訪問記は完成していません。都立中央図書館の見学ツアーにも参加したことがあり、訪問記のためのメモは溜まっているのですが、書きたいことが多い図書館ほど、なかなか訪問記が完成しない。嬉しい悩みです(笑)。
--図書館によってそれぞれ個性がある--
図書館巡りをするうちに、図書館の資料を読むことだけでなく、図書館を訪れること自体が面白くなってきました。図書館をどう運営していくかは、区によってさまざまなんです。同じような図書館をあちこちに作って、地域によって不公平がないようにしている区もあれば、大きい中央図書館と小さい地域図書館の差をつけて、用途によって使い分けできるようにしている区もあります。区内の複数の図書館の役割をどう振り分けるかにも、各自治体の色がでていて面白いです。
--小さい図書館のほんわかした雰囲気が好きです--
どの図書館もそれぞれいいところがあるのですが、どちらかといえば小さい図書館の方が好きです。小さい地域図書館は、子どもや常連さんの利用者と職員さんが互いに顔見知りであることも多く、ほんわかした雰囲気なんです。子どもが図書館に入るなり、職員さんに大きな声で、こんにちは! と挨拶する。そんなやり取りに出くわすと、こちらも嬉しくなります。
大きな図書館は資料も設備も充実していて便利ですが、大きければよいというものではないと思います。来館者数や貸出冊数が図書館の事業評価に使われたりしますが、図書館の機能の中には数字だけで測れないものもある。例えば、放課後の小中学生の居場所の一つであるというのも、図書館の役割では。ただ本を貸しているというだけでなく、人と人とのふれあいがある図書館の方が好きです。
--「東京図書館制覇!」をご覧の方へ--
私が気付いていない、その図書館の特徴やお薦めポイントなどがあったら、ぜひ教えて欲しいです。一度だけしか訪問していない図書館もあり、普段から利用している人の方がいろいろご存知だと思います。地元の図書館のいいところをアピールしてくださるメールは、読んでいるこちらも笑顔になります。今後もマイペースで更新していくので、よろしくお願いします。
*******
「制覇」って、交通網の発達している東京だからできたことだと思うんです、と話して下さった竹内さん。
地方の図書館は、また形も位置づけも違うかもしれない、と、興味津々のご様子でした。
カーリルのスタンプラリーは、そんな興味にこたえられるかも。
みなさんも、身近な図書館を回って竹内さんを超えてみませんか?
◆運営サイト◆
東京図書館制覇!
東京図書館制覇!blog版
◆取材地◆
東京都立中央図書館
「東京都立中央図書館は、有栖川宮記念公園の緑に囲まれた中にあり、貴重資料から身近なビジネス・医療資料まで揃っている図書館。東京に関する資料もたくさんあるので、研究している方はもちろん、東京散歩の寄り道場所としても楽しめます。5階のカフェテリアからの眺めも素敵です。」(Takeniさん)
それぞれの図書館の雰囲気を伝え、つい足を運んでみたくなる図書館ガイドブック「TOKYO図書館日和」の著者、冨澤良子さんにインタビューしました♪
--休日は、よく図書館に足を運んでぷらぷら。カフェのような使い方です。--
休日に、例えば映画に行くのと同じ感覚で図書館に行くという使い方もしてます。そういう時は借りるものを考えずに、ただ行って書架を隅から隅まで見て借りることもあるし、ちょっと家から離れた図書館に行くこともあるので、そういう時はメモをして地元の図書館で借りることも。本当にカフェのような使い方です。
図書館に行くことが目的でもあるんだけど、あの図書館に行くなら、近くのお店であれを買って帰ろうとか、ちょっとあの辺を散歩しようとか、そういう行き方をしてるかな。休日の過ごし方の一環として。この間も日本橋図書館に行ったんですけどね、小学校と併設されている図書館で、クラシックな雰囲気の建物なんです。人形町で降りるので、あそこに行くなら人形町に寄って、散歩して、お菓子買ったり、お惣菜買ったりして帰ってこよう、というように散歩のコースの中に図書館を入れてます。逆に、人形町に行くから、そういえばあそこに図書館あったよねって感じで行ってみたりとか。そういう場合もあります。
--図書館での読書は、読書欲を満たしてくれる--
--図書館は人それぞれ使い方に可能性がある--
私も最初そうだったんですが、図書館って、来ないとなかなか足が遠のいちゃう場所でもあると思うんですよ。予約が出来たり、貸し出しの延長もできるなど、託児サービスや朗読サービス。また、閲覧しやすいようにした空間への配慮など、図書館に来ないとなかなか知らなかったりすることだったりしたので。もっと気軽にね、っていうと怒られるのかもしれないけど(笑) 行ってみるとそれぞれの使い方ができる可能性のある場所なんじゃないかなってすごく思う。
--近所の図書館に行くきっかけになってくれればいいな、って。--
「TOKYO図書館日和」のコンセプトは、後ろに書いてありますが(笑)、「公共から専門まで、選りすぐりの図書館ガイドブック」です。公共だけではなくて、図書館といっても専門図書館がいっぱいあって、雰囲気がそれぞれあったりするんです。私がこの本を書くときに選んだのは、そこに行ってみたくなるような図書館というか。なので蔵書数がどうのとか、こういう本があって研究に便利ですよ、とかそういうのじゃなく、その建物や周りの雰囲気であったりとか、本当に散歩のコースの中に図書館を入れるというか。そういう気軽な気持ちで図書館に行ってみてもいいんじゃないかな、そういう利用の仕方もあってもいいんじゃないかなと思ったのがきっかけで。そういうのをコンセプトに私の方で全部リストアップしました。
本当はこれ以外にも、大学図書館とか素敵な図書館はいっぱいあるんです。なのでこれを見て、この図書館に行ってみようって思ってくださるのもとっても嬉しいんですけど、これに載っていない図書館とか、私が知らない図書館とかでまだまだいっぱい素敵なところがあるので、自分の地元の図書館とか近くの図書館であんな図書館あったなとか、思い出していってみようっていう背中を少しでも押せればいいなあっていうのが、この本を書いたときに一番思っていたことですね。図書館って面白そうなんだなって。
***
ご自身の図書館生活を楽しそうに語ってくださった冨澤さん。
さすが図書館好き、貸出カードは、渋谷区・目黒区・世田谷区の3枚をお持ちだとか。
今回の取材地・目黒区立八雲中央図書館は、机や椅子、カードなどいろいろなところに、落語にちなんだ目黒のさんまがあしらってあるのがおしゃれでお気に入りとのこと。
これをきっかけに、図書館に興味を持ってくれる人が増えたらいいな、と素敵な笑顔を見せてくださいました。
◆プロフィール◆
冨澤良子(とみざわりょうこ)
1973年東京生まれ。講談社関連会社に勤めた後、Web制作会社に転職。映画情報サイトや映画・テレビのオフィシャルサイトの編集をおこなう。退社後、書店でのアルバイトを経て、校正や編集、執筆活動をおこなっている。
◆著作◆
「TOKYO図書館日和」 株式会社アスペクト 2007年刊
◆取材地◆
目黒区立八雲中央図書館
人気の東横線沿線にある開放的な中央図書館
各地区の公立の中央図書館には独特の雰囲気があって、中央図書館が好きという人も多いと思う。公立図書館ならではの幅広いジャンルの蔵書。大きすぎず小さすぎずの規模で、誰でも立ち寄れる気軽さは最大の魅力。ひとり暮らしや若い人に人気の沿線、東急東横線「都立大学前」駅で降りて、お洒落なレストランや庶民的な雑貨屋さん、老舗の和菓子屋さんなどが立ち並ぶ道を歩くこと7分。目の前に広がるのは、都立大学跡地が整備されて2002年にオープンした『めぐろ区民キャンパス』。図書館、体育館、コンサートホールと区民施設がある建物は全面ガラスの開放感あふれる気持ちがいいデザイン建築。芝生が敷き詰められた中庭には色鮮やかな遊具が置かれ、休日には小さな子どもたちで賑わい、カフェやシェ・松尾プロデュースのフレンチレストランも楽しめる。目黒区民はもちろん、区外に住んでいる人も、わざわざ足を運ばずにはいられない憩いの場所。その地下1階にある『八雲中央図書館には』一切仕切りがない。* そのため広々とした館内が一望でき、グレーブルーの絨毯に真っ青な案内ボードが真っ先に目に飛び込んでくる。・・・
(TOKYO図書館日和 119ページより。続きは本で。)
*(注記)2010年7月現在、じどうコーナーには仕切りが設けられている。