カーリル、「こどもの読書週間」の謎に迫る!?~君と未来をつなぐ本

4月末から始まり、約3週間続く「こどもの読書週間」。

ゴールデンウィークと重なることもあり、各地の図書館でもこどもの読書週間にまつわるイベントが多数行われます。こどもの読書週間を推進している、社団法人読書推進運動協議会の片岡伸子さんにお話を聞きました♪

【謎1】こどもの読書週間って何?

こどもたちにもっと本を、こどもたちにもっと本を読む場所をとの願いから、「こどもの読書週間」は1959年(昭和34年)に誕生しました。もともとは、5月5日の「こどもの日」を中心とした2週間(5月1日~14日)でしたが、子どもの読書への関心の高まりを受けて、「子ども読書年」である2000年より現在の4月23日(世界本の日・子ども読書の日)~5月12日に期間を延長しました。開始当時より、図書館・書店・学校を中心に、こどもたちに本を手渡す様々な行事が行われてきました。
幼少の時から書物に親しみ、読書の喜びや楽しみを知り、物ごとを正しく判断する力をつけておくことが、こどもたちにとってどんなに大切なことか……。こどもに読書を勧めるだけでなく、大人にとってもこどもの読書の大切さを考えるとき、それが「こどもの読書週間」です。

【謎2】だれがやってるの?

主催団体は社団法人読書推進運動協議会です。
そもそもの発端は、終戦直後に始まった「読書週間」の実行委員でした。毎年実施するのであれば、毎回委員を招集・解散するより、年間を通して読書運動を推進していく団体を、ということになり、現在の法人となりました。
秋の「読書週間」、春の「こどもの読書週間」とも、当法人と構成団体のメンバーで運営しています。

【謎3】どんなことをするの?

特に決まりはありません。
学校などで読書呼びかけのきっかけにして頂いたり、自治体や図書館でイベントを主催なさっているところもあります。
面白いイベントは、天文台を併設している図書館でお泊まり会を実施したというものがありました。絵本や学年別の企画展示を行うところもあり、毎回報告頂くのが楽しみです。
(その他の行事については、報告書でご覧頂けます

 * * *

【報告1】今年のポスターと標語はこれだ!


今年の標語は「君と未来をつなぐ本」。応募総数3230点の中から選ばれました。
ポスターは1997年から杉田豊さん作。優しい色使いの動物シリーズです。


(過去の「こどもの読書週間」のポスター)

【報告2】ウチでも「こどもの読書週間」をアピールしたい! という時は。

「こどもの読書週間」をアピールして頂くのは大歓迎です。
自治体や学校、図書館に限らず、読書サークルや個人でもぜひ。
ポスターをご希望の場合は協議会までお問い合わせください。(データも提供しています
また、バナーやPOP、しおり等のデータもご用意していますので、ぜひご利用ください。

【メッセージ】

「こどもの読書週間」を通して、こどもにもっと本と触れ合う環境を提供できるようにしていきたいですね。同時に大人にも、こどもの本やこどもの読書に触れてほしいと思います。大人が関わっていかないと、こどもだけでは絵本以降のステップに進めません。こどもが読みたくなるような本を図書館で一緒に探して、気に入った本はぜひ購入して本棚においてあげてください。

いかがでしたか?
読書に親しむ、こどもと一緒に本を選ぶ、図書館に行くきっかけとして、「こどもの読書週間」活用してみるのもいいかもしれませんね。

2012年「こどもの読書週間」
 4月23日(月・こども読書の日)〜5月12日(土)

<関連リンク>
社団法人読書推進運動協議会

APIで広がる図書館の未来。Mashup Awards 7、 “Nota Inc賞”は「ライブラリアン」

カーリルがAPIを提供した”Mashup Awards 7″に、たくさんのアプリ・Webサイト等をご応募頂きました。
ありがとうございました!

今年のカーリル図書館APIを利用したエントリーは12作品、どれも素敵です。

>>作品一覧はこちら

12月11日(日)、都内でMashup Awards 7の表彰式が行われました。
会場中央に設置されたリングの上で、各賞が発表されていきます。
場内から熱い声援と拍手が飛び交います。

今年の”Nota Inc賞”に輝いたのはiPhone/iPadアプリ「ライブラリアン」です。

副賞としてカーリル開発の地、岐阜・中津川からカーリルオリジナル焼酎を贈呈しました。

iPhoneユーザーの皆さん、「ライブラリアン」はもうご利用ですか?
まだの方はぜひダウンロードしてくださいね。(無料です!)

司書(Librarian)という名のiPhoneアプリです。

日本国内の図書館情報の検索や、書籍情報、図書館の蔵書検索、貸出予約、書籍購入などができます。

カフェで読んだ雑誌に紹介されている本や、電車の中吊り広告などで気になった本を見つけたとき、外出先で気になる本を見つけたとき、旅行先で郷土資料を調べたいときに最寄りの図書館の場所を調べたいときなど、いつでも、どこででも、その場で蔵書を調べたり、書籍購入ができます。

1. 図書館検索 
2. 書籍検索
3. 蔵書検索

「ライブラリアン」以外にもたくさんの素敵な作品がそろっています。
ぜひ一度ご覧になってください♪

>>作者Artisan Forceさんのホームページ
>>カーリルAPIを利用した作品
>>Mashup Awards 7の受賞作品一覧

11月9日~11日は図書館総合展に出かけよう! カーリルも出展します

11月9日~11日は図書館業界最大の展示会「図書館総合展」がパシフィコ横浜で開催されます。もちろんカーリルも去年よりさらにバージョンアップしたブースを出展します。

図書館総合展は、誰でも無料で入場できます。ぜひ足をお運びください。

日時:2011年11月9日(水)~11日(金) 10:00-18:00
会場:パシフィコ横浜
公式HP http://2011.libraryfair.jp/

◆カーリルのなかのひとに会える!
カーリルブースでは、開発・運営チーム一同皆様をお待ちしています。
ちょっとしたアイデアや使いにくいところなど、直接話をしてみませんか。
皆様のお声を聞けるのを楽しみにしています。

◆楽しいイベントがある!
「図書館総合展スタンプラリー」を今年も開催します!
ブースを回る楽しみが増えちゃいますね。
スタンプを集めた方には豪華景品もありますので、張り切って参加してください。

◆フォーラムで図書館の今と未来を読み解く!
展示会場の他に、様々なフォーラムも用意されています。
東日本大震災での復興支援に動いているsaveMLAKの活動を通した提言や、電子書籍について、また製本の実習などもあります。参加してみたいフォーラムが、きっと見つかります。

◆カーリルグッズを手に入れよう!
皆様のアイデアから生まれた新しいカーリルオリジナルグッズを準備中♪

カーリルと一緒に、図書館の今と未来を考えましょう。
皆様のご来場お待ちしています♪

カーリルから、図書館総合展の無料招待券をお送りします。
ご希望の方はこちらからお申し込みください。

そして図書館総合展の本番は、なんといっても10日の夜に全国で開催される図書館をテーマにした大規模交流イベント “U40” かも。

参加の条件はひとつだけ。“図書館に興味があること” どなたもお気軽にご参加ください。

開催日時:11月10日(木)19時~21時

横浜会場:HUB桜木町駅前http://pub-hub.com/shop/minatomirai/index.html

メインの横浜会場のほか、名古屋、津、岡山にも会場を設けております。また、みなさんの地元での開催も大歓迎!!

とのこと。カーリルのなかのひともきっと参加していますので、声をかけてくださいね!
詳しくはこちら

<関連リンク>
第13回図書館総合展
昨年のカーリルブースの様子(写真)
図書館総合展招待状お申込みフォーム

マッシュアップで図書館をHackしよう -Mashup Awards 7

開催7回目となるマッシュアップアワードに、今年もカーリルは図書館APIを提供しています。
エンジニアの皆様、APIマッシュアップでWebの世界に図書館を広めて賞金100万円獲得を目指しませんか?

MA7 Mashup Awards 賞金 最優秀賞 100万円

カーリルでは、全国の図書館を対象としたリアルタイム蔵書検索を可能にするAPI群を開発者向けに提供しています。法人・個人を問わず無償でご利用が可能です。

この図書館APIや、色々なAPIを使ってサービスやアプリを開発してくださる方大募集☆
図書館API以外の様々なAPIを組み合わせて、今まで誰も気づかなかった新しい視点を全世界に披露してみませんか?

応募締め切りは2011年11月7日(月)です。
今年の応募状況はこちら、Awardsの詳細は公式HPをご覧ください。

昨年はこんな作品の応募がありました。

★★Nota Inc.賞 Lilac::図書館蔵書検索モバイル★★

# Lilac(ライラック)はモバイル用図書館蔵書検索サービスです…

☆☆楽天賞 図書館ガイド for iPhone☆☆

「書店で見つからないあの本を図書館で探したい…」「外出先で見つけた本を図書館でゆっくり読みたい…」…

☆☆はてな賞 liber☆☆

twitterや本棚系サービスと、カーリルの図書館検索を組み合わせました。…

☆☆Barrier free on Web賞 地図から〇〇検索(けっこう高速)シリーズ☆☆

地図からいろんなものを検索できるFlashアプリです。…

などなど、ここでご紹介した以外にもたくさんご応募頂きました!
皆様ありがとうございました。

他にも、皆様が作ってくださったiPhoneアプリやAndroidアプリ、Webサービスなどもカーリルに掲載しています

新しいものを作ってやるぞ! というエンジニアの方々の心意気、お待ちしています♪

<関連リンク>
Mashup Awards 7
カーリル図書館API詳細
カーリルアプリケーションギャラリー
Mashup Awards 6 カーリル図書館APIを利用した応募作品

夜の図書館で何が。ぬいぐるみおとまり会に潜入!

夜の図書館ではぬいぐるみたちが楽しく過ごしているらしい。
8月20日(土)、渋谷区立こもれび大和田図書館で「ぬいぐるみおとまり会」が行われました。
夜の図書館で一体、何が起きているのか? 今回、カーリルは特別に潜入取材を許されました!
ちなみにこの「ぬいぐるみおとまり会」、国立国会図書館の図書館ニュースサイト、カレントアウェアネスポータルで紹介されたことをきっかけに日本の図書館でも話題を呼んでいます。自分のお友達のぬいぐるみが夜の図書館を満喫するなんて楽しそう!

ここからはこもれび大和田図書館のおとまり会の様子をレポートします。

おとまり会の案内は児童コーナーの読書机の上や、貸出カウンターにも。

おとまり会に参加するぬいぐるみたちは、3時からのおはなし会に子どもたちと一緒に参加。

その後記念撮影をして、図書館に預けられます。

夜8時、図書館が閉館すると、いよいよぬいぐるみたちの活動が始まります。

今回はスタッフが3班に分かれて撮影することになりました。

それぞれどのぬいぐるみを担当するか選びます。

児童コーナーや閲覧席、書架の間で遊んでいるぬいぐるみたち。

自動貸し出し機を使っている子も。







大型絵本を読んだり、iPadを使ったり。





本棚によじ登ったり、貸出用のバーコードリーダーを使うぬいぐるみまでいます。





写真が撮れたら、PCにデータを取り込んで子どもたちに渡す写真を編集します。

子どもたちに渡す写真が完成。ぬいぐるみたち。素敵!

最初にテンプレートを作っておいて、撮影した中から何枚か写真を選んではめ込んでいくんだそうです。

ぬいぐるみや子どもの年齢に合わせた絵本をセット。

選んでいる図書館員さんも楽しそう。

ぬいぐるみは翌日、持ち主に返却されます。

その際、図書館員さんたちが選んだ絵本を「こんな絵本を読んでみてはどうですか? 昨夜ぬいぐるみが読んでいたよ」と、一緒に渡すそうです。

ぬいぐるみをきっかけに、もっとたくさんの本と触れ合ってほしいという思いから始めたということでした。

実は図書館員が一番楽しんでいた、ぬいぐるみおとまり会、いろんな図書館に広がるといいですね。

翌日の子供たちの歓声が気になります。