「カーリルブースオンライン」を開始します!

カーリルでは、図書館総合展期間中に、zoomなどのオンラインミーティングツールを使って、直接相談を受け付ける「カーリルブースオンライン」を開始します。「会場で、カーリルのひとにちょっと聞いてみよう」をオンラインで実現します。

  • カーリルの横断検索サービスを図書館で活用したい
  • 図書館の検索サービスをもっと便利にしたい
  • 図書館システムをもっとよくする方法を相談したい
  • 自社で開発する図書館システムとの連携を強化したい
  • ほかの図書館での活用事例を教えてほしい
  • 学校図書館支援プログラムで聞きたいことがある
  • システムの設計に客観的なアドバイスが欲しい
  • ハッピーショップの商品をもっと詳しく見てみたい

などなど、図書館総合展に参加いただいている皆様からの質問に直接お答えします。事前予約が必要ですが、枠が空いていれば直前(1時間前)まで予約することができます。事前に聞きたいことや、テーマをお知らせいただければ資料やデモ環境なども可能な範囲でご用意いたします。

図書館の方だけではなく、出展企業からの営業や、API連携などの相談も大歓迎。

図書館総合展のスタートに先駆けて、2020年10月30日からスタートします!ぜひご活用ください。

お申込みはこちら(TimeRex)からお願いします。

また、ブーストップページ右下にある「チャットで質問」もご利用いただけます。

「こうとけんさく」の運用を開始しました

日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」を運営する株式会社カーリル(所在地・岐阜県中津川市、代表取締役・吉本龍司)は、埼玉県内の高等学校と特別支援学校に勤める教職員・学校司書で構成している研究団体「埼玉県高等学校図書館研究会」と2020年6月12日に「連携・協力に関する協定」を締結し、図書館の新たなサービスに関する技術開発について連携を進めてまいりました。

その最初の成果として、新しい蔵書検索システム「こうとけんさく」の正式運用を、2020年10月22日から開始しました。本システムの稼働により、高校間資料相互貸借の一層の充実による手厚い授業支援や生徒教職員の読書ニーズへの迅速な対応など、埼玉県内高校図書館のサービス水準向上が期待されます。

「こうとけんさく」は、インターネットを活用して埼玉県内の高等学校図書館の蔵書を横断的に検索するシステムであり、発表時点で、141校310万冊を超える蔵書の検索が可能です。本システムは一般には公開されませんが、カーリルでは、このサービスの運用により得られた汎用的な知見や効率的な運用方法などについて広く公開していく方針です。

検索画面例(一部の所蔵のみ表示しています)

書誌を統合しない総合目録

このサービスは、カーリル提供する業務用の横断検索API「Unitrad API」と、「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」でも活用されている簡易的な蔵書検索技術を組み合わせて構築されました。学校図書館が総合目録(複数の図書館の資料を統合的に検索すること)を運用する場合、各学校からデータを集めて統合したうえで、ひとつのWeb-OPACに登録する方法が一般的でした。このような場合には、資料コード(資料に貼付されたバーコード)や書誌コード、あるいは書誌データそのものの運用を全体で調整したり、統一する必要があります。そのため、導入にあたっての合意形成が負担となったり、システムが大規模化することにより、高コストになることがありました。

カーリルでは、これらの課題を解決するために、マイクロサービスアーキテクチャを採用しました。データを集めることは変わりませんが、各図書館の蔵書データを事前に統合せず、内部的に学校ごとに個別の検索サービスを立ち上げたうえで、検索時には横断検索の結果をリアルタイムに統合します。この設計は一見無駄が多いように見えますが、並列性が向上し、複数のサーバーで分散して処理することができるため、高速に検索できます。

埼玉県立図書館などWeb-OPACを一般公開している図書館は、そのままWeb-OPACとの横断検索として動作するため、データを受け渡したり内部的な検索サービスの立ち上げる必要はありません。今後は、学校図書館でもWeb-OPACの公開が進むことも考えられますが、そのような変化にも柔軟に対応することができるようになりました。

データ更新は、内部的には新しい検索サービスを立ちあげ、横断検索先を切り替えるオペレーションにより実現しています。これによりいつでもデータ更新できるようになり、もちろんダウンタイムはありません。運用性の検証はこれからとなりますが、運用コストの大幅な削減を見込んでいます。

★本リリース作成にあたっては、埼玉県高等学校図書館研究会の発表を引用・抜粋させていただきました。あわせてご確認ください。

埼玉県高等学校図書館研究会からのお知らせ

★関連イベントのご案内
学校図書館の検索のイマ!(パート2)
2020-11-05(木) 10:30

図書館総合展2020オンラインに出展します

毎年11月に開催される、国内最大の図書館に関する展示会「図書館総合展」はすべての展示ブースがオンラインで展開されます。カーリルのオンラインブースは、2020年9月現在、過去最速のペースで準備が進んでいます。図書館や、ユーザーの皆様とつながることを楽しみにしています。正式オープンまでしばらくお待ちください。

カーリルのオンラインブースへ


発送・販売代行します!「カーリル Happy Shop」のご案内 

図書館総合展_ONLINE会期を前に、グッズやプレゼント、もちろん情報も交換しよう!
 “リアル開催があれば会場で配っていたグッズを全国に届けたい”
 “トークイベント本番を迎える前に、参加者に届けておきたいものがある”
 “みんなで同じものを身に着けて図書館総合展のZoomイベントに出たい”

カーリルでは、図書館総合展会期前の10月1日から、出展者(参加者でもいいですよ!)が「配りたい」「売りたい」グッズの、発送・販売を代行します。同じ住所への配送を集約して、まとめてお送りすることで、出展者と参加者の双方の負担を軽減します。なお、お届けの際には、カーリルのパンフレットを同梱します!

◆送れるもの
  • 資料/本/グッズ/ノベルティなどを想定
  • A4サイズ以下、1キログラム以下であること
    (企業や団体、営利・非営利を問いません)
◆注意事項
  • 配布および販売できる商品はカーリルが審査の上決定します
  • 詳細については随時ブログなどでお知らせします
  • カーリル(岐阜)までの送料は各自ご負担ください
  • 販売する場合は、クレジットカードと銀行振込に対応予定です
  • 商品ごとにURLを発行しますので、それぞれの方法で参加者に案内してください。
    (カーリルでは個別の商品に関するプロモーションは行いません)
◆スケジュール(案)
  • 参加申込受付:2020年9月10日~10月16日 ご好評につき、柔軟に対応します
  • ショップオープン(予定):10月12日頃
  • 商品搬入:10月18日までにカーリルに到着 ご好評につき、柔軟に対応します
  • 発送開始:10月23日~
★申し込み

ニーズ把握のため検討中の方もぜひフォームからご連絡ください。
申し込みフォーム

一部図書館でセキュリティエラーが発生する現象について

表示されるセキュリティエラーの例

最新ブラウザによる脆弱な暗号化プロトコルのサポート終了に伴い、セキュリティの設定が不適切となっている図書館においてブラウザからの警告画面(セキュリティエラー)が表示されるようになりました。この影響を受けた多くの図書館では、設定変更によりすでに問題が解消されているものの、一部の図書館ではセキュリティエラーが継続しています。

警告表示を無視するようアナウンスしている図書館もありますが、警告の意味を正確に理解しないまま回避することは危険です。このメッセージが表示されるユーザーの方は、図書館に対して問題の解決を要請してください。

図書館のシステム担当者およびシステム会社の方へ

9月7日時点で、カーリルが連携する以下の図書館についてはセキュリティ設定上の問題があることを把握しています。

  1. 福島県立図書館
  2. 岩手県北上市
  3. 京都府向日市
  4. 埼玉県吉見町
  5. 山梨県富士河口湖町
  6. 静岡県西伊豆町
  7. 沖縄県北中城村

本調査は、カーリルのログデータからエラー情報を集約したものであり、すべてのケースにおいて確認できているものではありません。このメッセージは図書館システムの設定において、安全な暗号化プロトコル(一般的にはTLS1.2)が有効化されていないために発生します。各暗号化プロトコルの安全性については、以下のガイドライン「プロトコルバージョンでの安全性の違い」をご参照ください。

参考資料

「TLS暗号設定ガイドライン」第3.0版

カーリルの新しいフライヤー&レターパックプロジェクト

新しいハガキフライヤーができました!

COVID-19の影響により、予定より遅れてしまいましたが、カーリルの新しいフライヤー(はがきサイズ)が完成しました!可能な限り無料でお送りしたいと思いますので、近くの図書館や学校、お店でカーリルを紹介してみませんか?

裏面は、ポスターとおなじ「手を洗おう」のデザインになっています。カーリルを使ってくれるユーザーが増えると、もっともっとサービスを充実することができます。ぜひフォームからお申し込みください。予定枚数に達したため締め切りました。(7月17日)

カーリルのはがきフライヤー(2020年バージョン)

図書館に行けない人に本をとどける「レターパックプロジェクト」

多くの図書館は徐々に従来のサービスに戻りつつありますが、引き続き「さまざまな事情により図書館に来ることができない方」もいることを忘れることはできません。もちろん、電子書籍や、オンライン上のサービスで代替できる場合もありますが、郵送が必要になることもあります。このような場面をカーリルのプロモーション活動を通して支援する「レターパックプロジェクト」を開始します。このプロジェクトでは、最大3000枚(7月3日・3600枚に変更)のレターパックを図書館などに提供します。

レターパックには、カーリルのステッカーが付属します

プロジェクトでは、小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>を活用します。カーリルのプロモーション展開を各種図書館で行うためにレターパックの支援をすることとして、第一回募集に応募したところ、採択されました(採択番号418番)。

この補助金は150万円の事業費に対して、最大100万円の補助を受けることができるため、少ない負担で、カーリルのプロモーション活動のためにレターパックを届けることができることになりました。

レターパックの利用目的

  • まざまな理由で図書館に来られない方への郵送や返却
    • COVID-19の影響に限定しません
    • 紙の本の郵送以外にも利用できます(複写や資料送付など)
    • あらゆる限定条件はありません(自宅が図書館から遠い方に郵送するなども含みます)
  • 相互貸借サービスの回復や推進(図書館間での資料の送付)
  • 感染症が再流行した際の郵送貸出サービスのための備蓄

ご協力いただきたいこと

  • 必ずカーリルのはがきフライヤーを同梱してください
    (補助金の目的がカーリルのプロモーションであるためです)
  • 目的外に使用したり、換金しないでください
  • 送付先リストを全国商工会連合会に補助金の報告書として提出します
    (あくまでレターパックの送り先ですので、図書館などから送付した先についてはリスト提供などの必要はありません)
  • 寄贈のための手続き(書類などの作成が必要な場合など)は、合理的な範囲で対応します。申し込み後にご相談ください。

対象となる図書館

カーリルの検索対象かどうかにかかわらず、学校図書館・大学図書館・病院図書室・公民館図書室・公立図書館などのすべての図書館を対象とします。

NPO、PTAなど図書館とは別の組織でもお申込みいただけます。ただし、送付先が学校や図書館などの公的施設や、マイクロライブラリーなどの場合には稼働実態がウェブサイトから判断できる場合に限ります。個人宅への発送はできませんのであらかじめご容赦ください(フライヤーのみの発送は個人宅でも対応します)。

よくある質問

いただいた質問と回答は随時こちらに掲載します

申し込み方法

申し込みフォームから送信してください。
予定枚数に達したため締め切りました。(7月17日)

提供先と反響のまとめ

申し込み時に掲載OKを選択された図書館と、SNSなどで告知している図書館をまとめました。(7月17日更新)

  • 東京海洋大学附属図書館 Twitter
  • 芝学園図書館
  • 八重山農林高等学校図書館
  • 花園中学高等学校 図書室
  • 関西福祉科学大学図書館
  • 兵庫県立大学明石看護学術情報館
  • 市立小諸図書館
  • 恩納村文化情報センター Facebook
  • 滋賀県立膳所高等学校図書館
  • 滋賀県立草津高等学校図書館
  • 高森北小学校
  • 京都精華学園中高図書館
  • 渋谷教育学園幕張中学・高等学校図書館
  • 滋賀県立玉川高等学校図書館
  • 滋賀県立国際情報高等学校 図書館
  • 幸田まちづくりセンター公民館図書室
  • 滝川市立図書館 Facebook
  • 京都聖母学院中学校・高等学校図書館
  • 日本大学生物資源科学部図書館
  • 大佛次郎記念館 Twitter
  • 安城市図書情報館
  • エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館) Twitter
  • 北九州市立大学図書館
  • 桜美林大学図書館
  • 滋賀県立堅田高等学校図書館
  • 中津川市立図書館
  • 三重短期大学附属図書館 Twitter
  • 白河市立図書館
  • 沼津市立図書館
  • 東京海洋大学附属図書館 Twitter
  • 五條市立図書館
  • 滋賀県立大津高等学校
  • 滋賀県立河瀬中学校・高等学校
  • 横手市立平鹿図書館
  • 文化学園大学図書館
  • ほか30館

カーリルでは、COVID-19による影響化で学校図書館などの小規模な図書館の柔軟なサービス展開を支援するために「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」(蔵書検索サービスの無償提供)を提供しています。このプログラムでは、長期休校時の郵送による貸出や、予約取り置きなどによる図書館への滞在時間の短縮、また、電子書籍や地域の各種図書館と横断的な検索サービスを提供するなど、さまざまなサービスに活用されています。あわせてご検討ください。