図書館好きにはたまらない! 図書館めぐりのススメ

先月末、図書館好きには嬉しい一冊の本が出版されました。
”近場でなくともわざわざ訪れたくなる図書館”をテーマに、30の図書館を紹介している『TOKYO図書館紀行』です。

図書館の”場”としての魅力を伝えるこの本について、版元である玄光社の勝山さんにお話を伺いました。

* * *

-企画当初は周辺情報も盛り込むつもりでした

『TOKYO図書館紀行』を作ろうと思ったのは、図書印刷クリエイティブセンター&モッシュブックス(編集プロダクション)からの提案がはじまりです。

企画当初はグルメやアート、カルチャーなど図書館の周辺情報も盛り込み、新しい東京散策のひとつとして「図書館へ行こう」を提案する予定でした。

つまり読者ターゲットを「本好き」だけでなく「散策好き」にも拡げ、部数を稼ごうと考えたわけです。

でも、そういった内容にすると図書館自体の魅力が薄れのではないか、その図書館の周辺にどんな素敵なお店があるのか等が図書館を選ぶ基準になってしまうのではないかと。

-「知」の拠点としての図書館に人が集まり始めた

リーマンショックが変えたアメリカの消費を描く「スペンドシフト」というルポがあります。その中でアメリカでは自己防衛のための「学び」が盛んになり、身近な「知」の拠点である大学や図書館に人が集まりはじめ、「アメリカ人はモノよりも知識を蓄えようとしている」と著者は言っています。

一方、日本ではインターネット、携帯電話、スマートフォンなどの普及により活字離れが進み、一部のベストセラーを除き、出版界は地盤沈下を起こしています。

そういった背景から『TOKYO図書館紀行』を企画した次第です。

-本を売る立場の出版社が図書館を紹介することに葛藤も

企画提案を受けた際に、本を売ることがビジネスである出版社が、基本的に無料で本を閲覧できる「図書館」を紹介するのはどうなのか? また、本を売ってもらっている書店に対して「図書館」を薦める本が受け入れられるのか? と感じたことは事実です。

ただ活字離れがすすんでいる昨今、本を買わなくてもいいから活字に触れていてほしい、インクや紙のにおいで脳をシゲキしてほしいという願いから『TOKYO図書館紀行』を出版することに決めました。

-今後も「知」を求めるシリーズを刊行していく

今後も「TOKYO INTELLIGENT TRIP」を冠に、東京近郊の「知」を求める内容のシリーズを3ヶ月に1冊刊行する予定です。

次回は7月刊行で「TOKYO研究所紀行」を予定しております。

* * *

「インターネットや携帯電話だけでなく、たまには紙とインクのにおいで脳を刺激してほしいですね」と、出版社としての願いも込められたこの『TOKYO図書館紀行』、図書館好きならずとも一度は手に取ってみてほしい、素敵な仕上がりです。

散歩のお供に、TOKYO観光のガイドブックとしてぜひ一度ご覧ください。


近くの図書館にあるかカーリルで検索!

【Tips】カーリルで著者名や出版者で絞込みするには

カーリルで条件を指定して本を検索する方法をご紹介します。
お目当ての本が決まっている場合は、条件を指定してサクサク検索しちゃいましょう☆

指定できる条件は、3種類です。

・著者名 author:
・書名 title:
・出版者 pub:

コロン「:」の後に、指定したい語句を入力してください。
二つ以上の項目を指定したい場合は、半角スペースで区切って入力することで検索できます。

例)著者が村上春樹の本を検索したいとき
→「author:村上春樹」と入力する

色々な方法で検索して、カーリルをもっと楽しんでみてくださいね♪

カーリル、レファレンス協同データベースとの連携を開始

カーリルからレファレンス協同データベースへの連携を開始しました。

調べごとを図書館がお手伝いしてくれる「レファレンスサービス」使ったことありますか?

レファレンス協同データベースには、過去にレファレンスサービスに寄せられた質問と回答が全国の図書館からたくさん登録されています。

カーリルの図書館のページから、その図書館の過去のレファレンス事例に簡単につながるようになりました。

調べたいことがなくても、楽しい情報盛りだくさん。
図書館でレファレンスを依頼したことがないという方も、調べ物でつまずいてしまった時は、近くの図書館に聞いてみましょう。

ex.青森県立図書館

レファレンス協同データベースとは?

レファレンス協同データベースは、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。レファレンス事例や調べ方マニュアルなども掲載している。

レファレンス事例には、こんなものもあります。
色々見てみると面白いかもしれません。

・1990年~1997年に雑誌『週刊少年ジャンプ』に載っていた以下のコミックの単行本のシリーズ全巻累計刷り部数を知りたい。
・佐賀の「猫化け騒動」について調べている。関連する資料を見たい。
・震災にあった子どもたちの心のケアをボランティアとして行うにあたって参考になる資料は?

<関連リンク>
レファレンス協同データベース

お待たせしました!Twitter、Facebookでのログインに対応しました

皆様、大変お待たせ致しました!
カーリルが、TwitterとFacebookアカウントでのログインに対応しました。
気軽にログインして、ぜひたくさんの方にご紹介ください♪

また、各サービスのログインを連携することができる「サービス連携機能」が追加されました。
連携の設定をしておくと、どのアカウントでログインしても読みたいリストやお気に入り図書館の設定を引き継ぐことが可能です。(*)

今までカーリルのアカウントを持っていなかった方は、ぜひ新しいログイン方法をお試しください。
既にアカウントをお持ちの方は、以下の方法でそれぞれのアカウントを連携させることができます。
Twitterを例に連携方法をご紹介します。

1)まずはカーリルにログイン!

右上の「ログイン」というリンクをクリックしてください。

2)プロフィールページを開く

ログイン中にユーザー名をクリックすると、プロフィールページを開けます。

3)アカウントの連携画面を開く

左側メニューの「外部サービス連携」というリンクをクリックします。

4)連携させたいサービスを選ぶ

今回はTwitterのアカウントを連携させるので、一番上の「Twitter」をクリックします。

5)カーリルをフォロー

Twitterの場合は、ここでカーリルの公式アカウントをフォローするかどうか選択できます。
レシピや新着情報をお知らせしているので、ぜひフォローしてくださいね。

6)連携完了!

Twitterアカウントとの連携ができました。
これで、GoogleでログインしてもTwitterでログインしても、読みたいリストやお気に入りの図書館の設定が同じように利用できます。()

()連携の設定をする前にログインされた場合は紐付けができません。一方のアカウントを削除してから連携設定をしてください。

【お知らせ】12/30〜1/5はサポートお休みします

平素よりカーリルをご愛用頂き、誠にありがとうございます。
年末年始のサポートについてお知らせ致します。

◇サポートお休み期間◇
2011年12月30日(金)~2012年1月5日(木)

上記期間中に頂いたお問い合わせには、6日以降順次対応致します。
お気づきの点がございましたら、twitterまたはお問合せフォームよりご連絡ください。

今年一年、ご支援ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願い致します。
どうぞよいお年をお迎えください。

<お問合せ先>
twitter @caliljp
メール お問合せフォーム

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