好きな本がたくさん置いてあってリラックスできる図書室がある高校、行ってみたいと思いませんか?
8月20日(月)~23日(木)まで、東京都内の13の高校で、中学生と保護者を対象とした「東京 高校・学校図書館スタンプラリー」が行われています。
図書館を見ると学校がわかる!? をテーマに、図書館見学やブックトーク等のイベントを開催中。
早速カーリルで、スタンプラリーの様子を取材してきました。
お邪魔したのは東京都立広尾高等学校です。
図書室の入り口には、スタンプラリー期間中のイベント案内が。
広尾高校では、図書室の開放だけではなく、毎日ブックトークやPOP作り体験等を行っています。
(イベントの一覧は、公式サイトをご覧ください)
初日の20日は、田沼恵美子さん(奥多摩町立氷川中学校司書)によるブックトークを聴く会が行われました。
赤ずきんの人形を使って自己紹介する田沼さん。
実はこの人形、おばあさんに変身し、最後はオオカミになっちゃうんです!
熱心にトークを聴く参加者たち。
ブックトークで紹介された本はこちら。
最初のこわーいストーリーテリングから、どんどん話題が広がって、最後は空想の動物の紹介に至ります。田沼さんの語り口が絶妙で、物語に引き込まれてしまいました。
紹介された本はこちら。
この中でも特に『ふしぎの国のアリス』は、高校英語を勉強すれば原作を読めるので、ぜひ原作の軽快な文章を味わってほしいとのことでした。
紹介された本を手に取って読んでいる人たちも。
ブックトークの後、参加者はそれぞれ自由に図書室内を見学していました。
お気に入りの本を見つけて読みふける人、どんな本が置いてあるのか詳細に見て回る人など様々。
広尾高校は進学校なので、大学受験資料も充実しています。
スタンプラリーに参加する中学生のために、中学生が主人公の本の特集コーナーも用意されていました。(⇒中学生が主人公の本をまとめて検索)
野球関連本の棚には、生徒が作ったボードも。
スタンプラリーに参加中の中学生は、「本が好きなので高校の図書室を見てみたくて参加しました。高校見学の一環という意味もあります。もしかしたら図書室が高校選びの決め手になるかもしれません。期間中にもう一校回る予定です。」と話してくれました。
高校生活3年間を過ごす上で、本好きにとって図書室の雰囲気は大切ですよね。
このスタンプラリー、2年前に行われた「高等学校図書館フェスタin大阪」を参考に企画したそう。
たくさんの中学生に、各高校の図書館を見学してほしい。高校の雰囲気を感じてもらい、受験の役に立ててほしいと、準備委員会代表の丸岡さんがおっしゃっていました。
東京 高校・学校図書館スタンプラリーは8月23日(木)まで。
2校以上回ると、特製しおりと「中学生におすすめの本」の冊子がもらえます。
開催校とイベント詳細は公式サイトをご覧ください。
受験校に迷っている中学生のみなさん、ぜひ参加して高校図書館を体験してみませんか?
カーリルでも全国図書館スタンプラリーを開催中です。こちらにもぜひご参加ください。
<参考リンク>