カーリルの本の詳細ページには、様々なサービスとの連携ボタンが表示されています。この連携ボタン、カスタマイズできるってご存じでしたか?
早速自分専用にカスタマイズしてみましょう。
つづいて、連携ボタンを選択します。
ドラッグ&ドロップで、表示するものと非表示にするものを選んでください。
選び終わったら、「設定」をクリックします。
設定後、本の詳細ページに戻ると、自分好みにカスタマイズされています!
お好みに合わせて、ぜひご活用ください。
学校図書館や企業図書館でカーリルが使える新サービス「カーリルスポット」を早速導入頂いたと聞き、取材に伺いました!
![]() |
| 東京栄養食糧専門学校の正門 |
![]() |
| 閲覧室入口の検索用端末 |
![]() |
| カーリルスポットで検索! |
![]() |
| 蔵書は約22,000冊。食や栄養に関する資料が豊富 |
限られた空間で、いかにたくさんの本を提供できるか工夫しているとのこと。
![]() |
| 書架の整理をする司書の岩村さん |
![]() |
| 貴重な寄贈書 |
![]() |
| 分類記号は小数点以下3桁まである |
今回、カーリルスポットを導入したことで、自館と外部の図書館の蔵書を一括検索できるようになり、また書影も見ることができるようになりました。本を見つける楽しさを学生さんたちにも知ってほしいです。と、司書の岩村さんが話してくださいました。
<関連リンク>
・カーリルが学校図書館で使える。新サービス「カーリルスポット」はじまります!|カーリルのブログ
・東京栄養食糧専門学校図書・学習センター
本を読んで、たくさんの人に伝えたいと思ったことはありませんか?
--kumoriは、参加型のしおりです
kumoriは本の紹介やメッセージを伝えられる、参加型のしおりです。自分の大切な本をkumoriにのせて紹介したり、他の人の大切な本と出会ったりすることができます。
kumoriの表面には、応募してくれた人からの4行10字の伝えたいメッセージやニックネーム、本のタイトルと著者名、本のイメージにあったアイコンがのっています。裏面には詳しい本の紹介文と作品情報、kumori実施図書館の所蔵情報がのっています。
「kumori」という名前は、しおりと音が似ていること、「くもがぷかぷかゆらゆら色々なところへ流れるように、色々な本を色々な人に届けたい」という願いからつけました。
参加者の本への想いを広く伝えるため、ひとつひとつのしおりのデザインを大切にしています。
kumoriは全て私が手作業で作ります。本にはさむものなので、濡れても染みないインクを使うようにしています。大切な本が汚れてしまうと悲しいですよね。
--kumoriには誰でも参加できます
kumoriに参加する方法は2種類あります。
1.kumoriのウェブサイトの応募フォームから応募
2.応募用紙に記入し、図書館に設置されているkumoriのポストへ入れる(*)
どちらかの方法で応募用紙を送ると、kumoriが作られます。出来上がったkumoriは、図書館にて配布されます。応募してくださった方には、手渡しまたは郵送でお届けします。
--kumoriを始めたきっかけは、卒業論文
千葉大学の教育学部で生涯教育を専攻しており、「図書館」という生涯教育の場を舞台に卒業論文を書きたいと考えました。テーマは色々と迷ったのですが、図書館に行くことで新しい発見がある「発見的図書館」を作るためにどうしたらいいのか、どんなイベントができるのかを研究することにしました。
図書館が魅力的であれば、多くの人が集まります。私が考える魅力的な図書館は、自分の世界を広げてくれるような本との出会いがある図書館です。
また、今の図書館は利用者が主体的に働きかけるような仕組みがないので、利用者がもっと参加できる参加型の仕組みができないかと考えました。
本との出会い(本の紹介)+参加型+しおり=kumoriが出来上がりました。
![]() |
| kumoriポスト。 メッセージや本の感想を投稿できる。 |
--最初は千葉大学附属図書館と千葉市立図書館で実施。口コミでkumoriの輪がどんどん広がっていく
最初は卒業研究の一環ということで、千葉大学附属図書館と千葉市立中央図書館に協力をお願いし、実施して頂けることになりました。その後、偶然お会いした高校時代の恩師に話したことをきっかけに、成東高校図書館で実施しました。また、図書館員の部活動(Lifo)や図書館情報学若手の会(ALIS)でkumoriの発表を聞いてくださった図書館員さんや学生さんとの出会いから、たくさんの図書館でkumoriを実現することができました。図書館員さんがkumoriに応募してくださり、その図書館でkumoriが始まったこともありました。
これまでにkumoriの実施にご協力頂いた図書館は全部で11館、現在も6館で実施中です(*)。応募総数は180通、できたしおりは150種類くらいです。小学生から60代の方まで、幅広い年代の方に参加頂いています。最近では小学生や中学生の応募が増えました。
![]() |
| 今までに作られたkumori。 アイコンのデザインも毎回すべて新しい。 |
--kumoriを手にして嬉しそうにしている子どもの姿を見ると、やっていてよかったと思う
実は、kumoriのしおりを作っていて辛い時もあります。応募頂いたイメージのアイコンのデザインがうまくできなくて悩むときや、お渡しするまでに時間がかかってしまって自分が情けなくなることもあります。
![]() |
| kumori作者の渡辺ゆきのさん。 |
--kumoriをきっかけに図書館でのデザインの仕事が舞い込む
kumoriがきっかけで、デザインのお仕事を頂けるようになりました。
北新宿図書館の「私のこころに残る1冊」という企画で、昨年「むしぼん」というキャラクターが誕生しました。キャラクターのデザイン、ポスターや帯のデザインを担当しています。今年は応募総数154通、展示冊数142冊でした。展示した全ての本に、テーマに合わせて6色の帯とコメント用紙を付けました。
また、北新宿図書館でもkumoriを実施しているので、小学校へ出張授業に行って、3・4年生にkumoriを紹介しました。本や図書館が好きになるきっかけになってくれたら嬉しいです。
![]() |
| 北新宿図書館で展示された「私のこころに残る1冊」 |
他には、東日本大震災直後に結成された、図書館、美術館や博物館、文書館、公民館の被災情報支援プロジェクト「saveMLAK」では、ロゴデザインの依頼を受け、MLAK(ムラック)くんが誕生しました。この活動については、11月20日からの図書館総合展ポスターセッションで、saveMLAKについて発表する予定です。
![]() |
| マスコットキャラクターMLAK(ムラック)くん |
それから、仕事ではありませんがしおりに短歌をのせた「chikumo(ちくも)」というキャラクターを、短歌を詠む竹林さんと一緒に作りました。今年初めて文学フリマに参加して、50部完売しました。
![]() |
| ちくもの冊子。短歌とイメージイラストが裏表に印刷されている。 紐を外して1枚ずつ取り出せばしおりとしても利用可能。 |
--将来は、kumori文庫をつくりたい
これまでkumoriを続けることができたのは、あたたかく応援してくださるみなさんのおかげです。とても感謝しています。kumoriのような小さな企画でも、kumoriがきっかけで図書館を好きになってもらえたらとても幸せです。
たくさんの方がkumoriに参加してくださっているので、実は、kumori文庫をつくりたいと考えています。kumoriで取り上げられた本を、kumoriと一緒に紹介できたら嬉しいと思って、今少しずつ本を集めているところです。kumori文庫ができたら、ぜひ遊びに来てください。
(*)現在kumoriを実施中の図書館:
・千葉市立中央図書館
・東邦大学習志野メディアセンター
・千葉大学教育学部附属中学校図書館
・新宿区立北新宿図書館
・四街道市立旭中学校図書館
・板橋区立赤塚図書館
これまでkumoriを実施していた図書館(終了):
・お茶の水女子大学附属図書館
・千葉大学附属図書館
・筑波大学情報学図書館
・千里金蘭大学付属図書館
・千葉県立成東高等学校図書館
<関連リンク>
・kumori 本と人をつなげるしおり
・kumoriセットプレゼント応募フォーム 締め切りました
・図書館員の部活動 Lifo
・図書館情報学若手の会 ALIS
・saveMLAK
・図書館の最新テクノロジーが集結「図書館総合展」に出展します|カーリルのブログ
・第14回図書館総合展
多治見市図書館に遊びに行こう!
図書館蔵書検索サイト「カーリル」は、多治見市図書館(岐阜県)及びNTTドコモと協力し「多治見市図書館活性化トライアル」を実施します。

カーリルでは、昨年11月にスマートフォン版カーリルを開始以来、モバイル端末からの利用が5倍以上に拡大しました。また本年4月から、NTTドコモの情報配信サービス「iコンシェル」とも連携しています。
カーリルでは、これらの取り組みを図書館の利用者に紹介するとともに、多治見市図書館と連携して、画期的な新サービスを試験提供します。
NTTドコモの協力によりタブレット端末の体験ブースを設置し、スマートフォンをお持ちでないユーザーでもタブレット端末を使ってカーリルを体験することができます。
共同でトライアルを実施する、多治見市図書館・カーリル・NTTドコモではこれらの実証実験により、図書館サービスの新しい可能性を模索します。
【期日】 2012年11月1日(木)~11月30日(金)
火~金10:00~20:00 土日祝10:00~18:00
【会場】 多治見市図書館本館2階
【協力】 多治見市図書館 株式会社エヌ・ティ・ティドコモ東海支社
※新サービスの概要については準備が整い次第発表します。
※トライアルの内容は期間中に段階的に拡大する予定です。
※取材については、詳しく説明ができる機会を設けますので、是非カーリルまでお問い合わせください。
日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」は、学校図書館や、企業図書館向けのシステム連携サービス「カーリルスポット」の提供を開始しました。
カーリルスポットの導入により、現在対応している6,200館以上の図書館に加えて、小中学校や高校、企業内の図書館でもカーリルの充実した検索機能を利用できます。既存の図書館システムとの連携により、手軽に導入できる仕組みを提供します。

カーリルスポットAPIに対応した図書館システム
※カーリルスポットの利用料金は無料です。
※導入について詳しくは、カーリルまたは図書館システムの提供元までお問い合わせください。