カーリル、WISH2010でasahi.com賞を受賞!

WISH2010にカーリルがノミネートされ、8/28にNota Inc代表・洛西がプレゼンテーションを行いました。

日本のWebの未来を担う最先端をその目で見ようと、会場には多くの人が。
当日はニコ生・USTREAMでも中継、大注目イベントにプレゼンターとして参加させて頂き、メンバーは大興奮でした。

多くのすばらしいサービス、製品とともにカーリルも発表。
懇親会では色々な方にお声掛け頂き、たくさんのご意見を頂きました。
ありがとうございます。

カーリルは、asahi.com賞を受賞!
また、会場投票では1位を獲得しました!
応援して下さった皆様、ご投票下さった皆様、ありがとうございました。

WISH2010大賞は、カーリルからもリンクを貼らせて頂いているブクログのパブーさんでした。
さすがの貫録です、おめでとうございます!
⇒結果一覧はこちら

ウィッシュたんと洛西
(手には受賞記念の盾)

カーリルはこれからも、日本最大の図書館ポータルサイトを目指して新しいことに取り組んでいきます。
引き続き、応援よろしくお願いします!
ご意見・ご要望も随時受け付けていますので、お気づきの点がありましたら是非お寄せ下さい。

「WISH 2010」とは、日本のウェブの未来を担うような可能性のある「サービス」や「端末」を、参加者全員で発掘・共有・応援しようというイベントです。・・・
⇒詳細は公式HPをご覧ください。

▽当日の様子
パネルディスカッション、プレゼンテーションや懇親会の様子などの写真がアップされています。
http://bit.ly/c6JoP5
http://bit.ly/aBUnIf
http://bit.ly/ch39wM

<関連リンク>
WISH2010公式HP
ブクログのパブー
カーリル 図書館API
カーリル アプリケーションギャラリー

【特別インタビュー】達人に聞く、図書館制覇の楽しさ

色んな図書館を、自分の目で見て感じたい。
そしてたくさんの方に伝えたい。

東京23区内の区立図書館246館を全て制覇(訪問)し、訪問記をまとめたサイト
「東京図書館制覇!」を運営するTakeniさんこと竹内庸子さんにお話を伺いました☆

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--最初は思いつきで「制覇」って名前にしたんです--
最初に図書館訪問記を書き始めたのはブログなんです。
2005年にブログが流行った時、私もブログを始めたのですが、普通の日記を書いても、知り合いに読んでもらえる程度でつまらない。だから何かテーマを決めようと思い、図書館巡りをすることにしました。ただ周辺の図書館に行くだけではありきたりなので、「東京図書館制覇!」という名前にして、23区の公立図書館を全て回ることにしたんです。

--制覇には3年かかりました--
思いつきで23区の全図書館を回ることにしたものの、始めてしばらくしてから、いったい全部で何館あるのかと数えてみたらびっくり! 200館以上あったんです。

全ての図書館を制覇するには、3年弱かかりました。長かったです(笑)。

最初の頃は週に1,2回程度の訪問だったので、1年間での達成は絶対無理。その後もう少し訪問頻度を上げたので、頑張れば2年で達成できるかという期待もあったのですが、そのペースを維持できずに未達成。3年目は最初から「今年こそは」と思って、ときには仕事を後回しにしながらも、年末ぎりぎりに制覇を達成しました。

--今でも情報は少しずつ更新しています--
23区の公立図書館は一通り訪問したので、今はちょっと休憩の時期です(笑)。でも、新しい図書館が次々と建ちますし、既存の図書館の改築もある。大きな変更がない図書館でも、職員さんの工夫で中の様子は日々変わっています。そうした現在の各図書館の様子が伝わるサイトになるよう、一度行った図書館を再び訪問して、少しずつ更新しています。23区の図書館の公式HPも月に2~3回チェックしています。

新しい図書館が建っても、なかなか訪問記を書けずにいると、早く書いて欲しいというメールをいただいたりもします。リクエストにすぐにお応えできないこともありますが、熱心に読んでいただいて嬉しいです。

そのようにして今でも23区の図書館を回り続けているので、都下の図書館にはいつまでも進出できずにいます。ここ都立中央図書館も、何回か利用しているのですが、広すぎてまだ訪問記は完成していません。都立中央図書館の見学ツアーにも参加したことがあり、訪問記のためのメモは溜まっているのですが、書きたいことが多い図書館ほど、なかなか訪問記が完成しない。嬉しい悩みです(笑)。

--図書館によってそれぞれ個性がある--
図書館巡りをするうちに、図書館の資料を読むことだけでなく、図書館を訪れること自体が面白くなってきました。図書館をどう運営していくかは、区によってさまざまなんです。同じような図書館をあちこちに作って、地域によって不公平がないようにしている区もあれば、大きい中央図書館と小さい地域図書館の差をつけて、用途によって使い分けできるようにしている区もあります。区内の複数の図書館の役割をどう振り分けるかにも、各自治体の色がでていて面白いです。

--小さい図書館のほんわかした雰囲気が好きです--
どの図書館もそれぞれいいところがあるのですが、どちらかといえば小さい図書館の方が好きです。小さい地域図書館は、子どもや常連さんの利用者と職員さんが互いに顔見知りであることも多く、ほんわかした雰囲気なんです。子どもが図書館に入るなり、職員さんに大きな声で、こんにちは! と挨拶する。そんなやり取りに出くわすと、こちらも嬉しくなります。

大きな図書館は資料も設備も充実していて便利ですが、大きければよいというものではないと思います。来館者数や貸出冊数が図書館の事業評価に使われたりしますが、図書館の機能の中には数字だけで測れないものもある。例えば、放課後の小中学生の居場所の一つであるというのも、図書館の役割では。ただ本を貸しているというだけでなく、人と人とのふれあいがある図書館の方が好きです。

--「東京図書館制覇!」をご覧の方へ--
私が気付いていない、その図書館の特徴やお薦めポイントなどがあったら、ぜひ教えて欲しいです。一度だけしか訪問していない図書館もあり、普段から利用している人の方がいろいろご存知だと思います。地元の図書館のいいところをアピールしてくださるメールは、読んでいるこちらも笑顔になります。今後もマイペースで更新していくので、よろしくお願いします。

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「制覇」って、交通網の発達している東京だからできたことだと思うんです、と話して下さった竹内さん。
地方の図書館は、また形も位置づけも違うかもしれない、と、興味津々のご様子でした。
カーリルのスタンプラリーは、そんな興味にこたえられるかも。
みなさんも、身近な図書館を回って竹内さんを超えてみませんか?

◆プロフィール◆
Takeni(タケニ)/竹内庸子(タケウチヨウコ)
Twitter: @Takeni
2005年にブログ「東京図書館制覇!」をスタート。約3年かけて東京都23区内の図書館を制覇(訪問)。IT関連の仕事をしながら、日々情報を更新し続けている。

◆運営サイト◆
東京図書館制覇!
東京図書館制覇!blog版

◆取材地◆
東京都立中央図書館
「東京都立中央図書館は、有栖川宮記念公園の緑に囲まれた中にあり、貴重資料から身近なビジネス・医療資料まで揃っている図書館。東京に関する資料もたくさんあるので、研究している方はもちろん、東京散歩の寄り道場所としても楽しめます。5階のカフェテリアからの眺めも素敵です。」(Takeniさん)

<関連リンク>
⇒⇒カーリル・スタンプラリーに参加しよう!
⇒⇒カーリルが「東京図書館制覇!」と連携

岡崎市立中央図書館事件に対するカーリルの見解

2010年8月21日付の朝日新聞において、岡崎市立中央図書館におけるホームページ大量アクセス事件に関する報道がありました。

図書館システムに対するカーリルの対応

カーリルは、全国5,200館以上の図書館の蔵書情報を統合して検索できるウェブサービスを提供しております。このサービスは全国の図書館システムに対して機械的にアクセスを行うことにより実現しており、今回逮捕された方が使った技術と基本は同じです。

サービス開始直後、いくつかの図書館システムにおいて速度低下などの影響があり、その都度該当図書館との調整を図りました。

また、日本の図書館システムが遅くて使いにくいという点について多くの方から賛同をいただきました。このような状況において多くの図書館やシステムベンダーにもご協力をいただき、現状の改善とよりオープンで使いやすい図書館システムの構築に向けて調整を進めております。

そのような取り組みを進める中で、本事件により図書館システムの問題を発端として逮捕者が出るに至ったことは大変遺憾です。

図書館システムのあるべき姿

図書館が持つ蔵書情報は市民が誰でも自由にアクセスできるべきであり、その基盤となる図書館システムもよりオープンになるべきだと考えています。
既に多くの市民プログラマーが図書館をより便利にするソフトウェアやウェブサービスの開発に取り組んでいます。その中には広く利用されるサービスが多く存在します。
今後公共システムではこういった市民参加を歓迎するべきであり、決して萎縮させたり責任を転嫁するものであってはなりません。

既にプログラミングという技術は決して特別なものではなく、誰でも開発に参加できる時代です。

そのような変化に対応して、市民参加を可能とする公共システムの仕組み作り、具体的にはAPIの提供や適切にアクセス制御が可能なシステム設計などが求められています。

カーリルでは今回の事件を教訓として、図書館やシステムベンダーと共に今後絶対に逮捕者を出すことなく広く活用されるシステムについて議論し合意形成を進めます。

参考ページ

「国立国会図書館サーチ」がカーリルと連携

国立国会図書館が8月17日に公開した「国立国会図書館サーチ」開発版においてカーリルとの連携が開始されました。ISBNがある図書資料について全国の図書館の所蔵情報にサイト内からアクセスできます。またカーリルにリンクして複数図書館の所蔵を確認することもできます。
さらにこれまでカーリルでは検索ができなかった、Amazonに無い書誌情報に関してもISBNがあれば国立国会図書館サーチのサイト内で所蔵確認機能を利用できます。

国立国会図書館サーチにおいてもAPIが公開されており、様々なサービスやアプリケーションの開発も可能です。
今後、国会図書館サーチ、カーリル、双方のAPIが広く活用されて、図書館の可能性が広がることにカーリル開発チーム一同期待しています。

カーリル・ユーザーアンケート【締め切りました】

日頃よりカーリル(http://calil.jp/)をご利用頂きありがとうございます。
より良いサービスをご提供していくために、アンケートへのご協力をお願いしています。
皆様と一緒に、日本一の図書館サイトを作っていきたいと思います。
ご協力よろしくお願いします!

◆ご回答頂いた方の中から抽選で3名様に、
Amazonギフト券1,000円分をプレゼント!◆

実施期間:2010年8月3日~2010年8月17日
当選発表:2010年8月24日予定
(※ご当選者様への通知を以て発表にかえさせて頂きます)

アンケートに回答する
 ⇒⇒⇒ http://bit.ly/bjs9Vf
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