この数日、カーリルは、全国の図書館から所蔵情報をリアルタイムに収集するスクレイピングエンジンの大規模なアップデートに取り組んできました。これに伴い、これまで要望が多かったお気に入り図書館の拡大が実現しました。より便利で快適になったカーリルをぜひ体験してみてください。
前回のアップデートは2013年4月で、大規模なリニューアルは2年ぶりとなります。前回のアップデート時と比べカーリルのアクセス数は2倍以上となり、アプリ連携によるAPIの利用も大幅に増加しました。増加するアクセス数に対応しながら、より快適なサービスを提供するためには、新しい発想が必要でした。
新しいスクレイピングエンジンは様々な種類のアクセスに対して最適化されたスケジューリングを提供します。図書館システムへの過大な負荷を避けるため、アクセス集中時には誰かにお待ちいただくことになります。これが”遅い”の原因のひとつでした。
例えば都道府県単位の検索の場合は、所蔵している確率が高い図書館から先に情報を提供し、残りはゆっくり処理します。カーリルの検索結果では10冊の本が表示されますが、1冊目の本は10冊目に比べて再優先で処理します。
同じ図書館にアクセスが集中した場合でも新たに導入したアダプティブ(状況に応じた)スケジューリングにより、夕方やお昼時などアクセス集中時の速度が大幅に改善します。
図書館APIの応答速度改善にも取り組みました。APIの応答速度は従来の平均3倍となりました。これらの改善はカーリルだけではなくAPIを利用したスマートフォンアプリやウェブサービスなどにも適用されています。
※現在提供しているAPIの仕様変更はありません
※切り替えに伴うサービスの停止はありません