タイトルから”出会い系って・・・”と思った方も多いはず。7月16日に行われた図書館情報学若手の会”ALIS“さんが主催する「出会い系図書館かふぇ」に行ってきました!出会い系と聞いただけでもちょっと行きたくなりますよね!笑そもそも、出会い系図書館プロジェクトって? 「実際の図書館で人と人が出会えたら楽しいなと思い”図書館がより楽しく使えるように”ということを目指し、人と本が集まる場としての図書館の役割について話していける場が作れたらと思い企画しました」by 主催者@eri_twinさん(筑波大3年)出会い系図書館プロジェクトwebサイト http://www47.atwiki.jp/encounterlib/ — そこで、今回は「みんなが考える出会い系図書館ってなんだろう」というテーマでブレスト、意見交換が行われました。
まずは、現在進行形で出会い系図書館プロジェクトに通ずる活動をされている、「Project Sizuku」常川真央さん、人と本ををつなげるしおり「kumori」渡辺ゆきのさんから事例の発表があり、今回の目玉のブレストを開始。
ここからは私が参加した「チームariyosi」内でのブレストの様子と発表内容をお伝えします。 このチームは大学図書館勤務の方、元図書館員の現在出版業界勤務の方、大学生を含む6名で議論をしたのですが、理想と現実をうまくおりまぜてブレストできた印象でした。 出会い系図書館から連想されるいろいろな問題や状況、具体案などをコーヒー片手に雑談もおりまぜて出していき、形にしていきます。 このチームで軸になったのは「コンセプト」。図書館自体に出会いの雰囲気をつくるわかりやすいコンセプトがあれば利用者も行きやすい、イベントがなくてもふらっと足を運ぶだけで人と本に出会えるなど、実際の図書館づくりに具体的に落とし込めそうな形に少しずつまとまり、最終発表時には次のような結論が出ました。
・今ある図書館でもできる、建築の段階からではない、どこでも出会いの場を用意できるテクニックが必要。 ・話しやすそうなジャンル別にテーブルを作り、興味がある人がそこにいきコミュニケーションする。 →図書館員がテーブルにいれば、図書館員の人とも出会える。 ・リアルに出会える場を作ってあげることが必要
変わって、チーム伊藤では 「出会い系図書館の可能性」ということで、今までの間接的(例:sizukuさん、kumoriさん)ではネット上のやり取りやソーシャルネットワークを介してしか出会えなかったというところに着眼。間接的から直接的な出会いにシフトしていくことが重要で、”直接的に出会う事=楽しい”ということを根付かせたい。図書館の静か?草食系?という今までのイメージをかえることが必要との結論になりました。
最終発表を聞いて、実際の図書館でやるにはもうちょっと詰めなくてはいけませんが、今からでも実験はできるレベルまで意見がまとまって、図書館の未来がより一層楽しくなりそうな気持ちになりました。 現在進行形でカーリルでやろうとしていることとも繋がりがあり、今後何らかの形で一緒にやれたらなと個人的に思った次第です。何よりも行ってよかった! 出会い系図書館かふぇは今後も活動を幅広く行っていくようなので、動向は注目ですよ!図書館情報学若手の会ALIS:http://flavors.me/alis_lib出会い系図書館プロジェクト:http://www47.atwiki.jp/encounterlib/ 詳しいレポート:http://d.hatena.ne.jp/Ariyosi/20110717Ustreamはこちらから:part1 part2 part3— イベント会場は、お茶の水駅から徒歩5分のカフェ ヒナタ屋。 とっても雰囲気がよくて、なんだか出会えそうに思えてくる場になっていましたよ~。
URLはこちら:http://www.hinata-ya.net/
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書いた人カーリル デザイン担当:黒田知範(クロダトモノリ)カーリル以外にcolish〜誰とどんなふうに住む?〜の立ち上げ・デザインやskmts サカモトソーシャルプロジェクトなどに関わり、これからのメディア、人の繋がり、生活について考えている。カーリル以降いつの間にか図書館業界に深く立ち入ることに。ようやく点と線が繋がってきた今年、カーリルから皆さんに”図書館がもっと楽しく”なるコンテンツを提供できたらと思っています。