「カーリル Unitrad API」の運用を開始します


日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」を運営する株式会社カーリル(所在地・岐阜県中津川市、代表取締役・吉本龍司)は、図書館業務向けの超高速横断検索API「カーリル Unitrad API(カーリル・ユニトラッド・エーピーアイ)」の運用を開始し、京都府立図書館で初導入されました。従来の業務用横断検索システムと比べて、圧倒的に高速で、使いやすいインターフェースにより、図書館業務の大幅な効率化を実現します。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Mumt1klSOsY]

積み残された課題

カーリルのサービス開始から7年目を迎え、私たちが提供するウェブサービスだけではなく、無償開放しているAPI経由で様々なアプリケーションが図書館のデータと連携しています。これによりユーザーは、様々な方法で図書館の蔵書検索ができるようになりました。ユーザーの利便性は年々向上する一方で、図書館員には遅くて使いにくい従来型の横断検索システムの利用が強いられています。都道府県立図書館が個別に管理する横断検索システムの維持と拡張には、これまで多額の税金が投入されてきましたが、少なくともこの6年間、本質的には何も変わりませんでした。

すべての責任はカーリルにあります。私たちには、問題を解決できる技術力があるにもかかわらず、業務に対応できるAPIを提供することに真剣に取り組んではこなかったのです。

まったく新しいAPI

多くの図書館員は、横断検索システムが遅いのは図書館システムが遅いためだと考えてきました。しかし、実際にはこの数年で図書館システムの性能は大幅に改善しており、横断検索システムが最大のボトルネックとなっています。
私たちはこの数か月、この積み残された課題をまとめて解決する新しい横断検索API「カーリル Unitrad API」の設計に取り組んできました。新しいAPIは、従来のどの横断検索システムよりも圧倒的に高速で、安定性や拡張性、コストパフォーマンスなど多くの点でも優れています。もちろん、業務システムとの連携にも対応できます。
アクセスが増加しても必要なコンピューターリソースは自動配分され、速度が低下することはありません。システム更新は、共通インフラでカーリルによって管理され、図書館は何もする必要がないばかりか、これまでよりずっと迅速になります。
Unitrad APIには、カーリルのもつノウハウをすべて詰め込んで、さらに業務で必須となる要素も実装しました。このAPIは、今後図書館に求められる新しいサービスや機能に柔軟に対応できる圧倒的なスケーラビリティを約束します。

都道府県立図書館の方へ

カーリルでは、図書館システムのパッケージベンダーを通じて早急にこの技術を図書館に供給できるよう準備しています。まずは、第1号ユーザーであり、日本で最速の都道府県横断検索サービスを提供する京都府立図書館でその性能を体験してください。次にカーリルにデモンストレーションを要請してください。

Unitrad APIは従来の横断検索システムを完全に置き換え可能です。もしあなたが次の図書館システムを選定しているのであれば、Unitrad APIに対応したシステムを選定してください。Unitrad APIに対応したシステムを導入することで都道府県下の図書館の業務は大幅に効率化され、地域の図書館サービスは強化されます。

もしシステム調達が終わったばかりで、今後数年にわたって遅い横断検索システムを利用しなければならない場合、API利用料を減免する支援プログラムを提供します。このプログラムはパッケージベンダーとの協業により提供され、うまくいけばとてもスムーズに移行されます。

不運にも導入を希望するパッケージシステムがUnitrad APIに対応する見込みがない場合、システムにUnitrad APIと同等かそれ以上のスペック(例えば、結果表示までの内部遅延を100ミリ秒以下とすることなど)を要求してください。競合する横断検索システムの開発が促進され、どちらにしても状況はよくなります。

シンプルに進めていこう

カーリルは数年以内に使えない横断検索システムを駆逐したいと考えています。すでに全国規模のサービスに耐えるサーバーやネットワークインフラは構築済みで、継続的に技術開発にリソースを投入します。

私たちは新しいAPIにシンプルかつ明瞭な価格を設定しました。月額利用料は、都道府県の人口に比例した定額制で、どの規模の自治体にとってもコストダウンとなります。もちろん、アクセス数や検索対象が増加しても追加料金は必要ありません。

この事業の重要なミッションは、カーリルが図書館と協業し、最終的にAPIそのものを市民に無償開放することです。それが実現されてはじめてカーリルにとって意味のある事業となるのです。

京都府立図書館との連携

カーリルにとって、都道府県立図書館との協業は大きなステップです。そして、協業による成果は広く公開し、全国の図書館サービスの発展のために資するべきであると考えています。このようなお互いのミッションを明確化するため、カーリルと京都府立図書館は「連携・協力に関する協定」を締結しました。今後Unitrad APIの活用のみならず様々な分野での連携・協力を推進していきます。  

お問い合わせ

株式会社カーリル岐阜県中津川市坂下1645-15
contact@calil.jp  電話 0573-67-8105 

プレスリリース全文(料金表やQ&Aを含む)

京都府立図書館のプレスリリース
京都府図書館総合目録 (カーリル Unitrad APIを採用した横断検索)
京セラ丸善システムインテグレーションによるプレスリリース (京都府立図書館のシステム構築を担当)