「カーリル図書館API」の内部アーキテクチャを全面的に刷新し、より高速で大量のアクセスに対応できるようになりました。これに伴い、カーリルでの所蔵検索およびカーリルローカルの検索速度が大幅に向上しました。APIを利用したスマートフォンアプリやウェブサービスなどでも同様に速度が向上します。
カーリル図書館APIとは
図書館の所蔵情報を効率的に集約し、標準化されたデータに変換してオープンに提供するカーリルの図書館APIは、カーリルを構成するもっとも重要な技術です。カーリルではオンメモリのタスクキューや分散処理技術により、高速なデータ処理を実現しています。今日では図書館の重要なインフラとなっています。
主な変更点
- レイテンシの改善…これまで海外で稼働していた多くのサーバー群を国内の複数の拠点に分散して設置しました。これにより、レイテンシを大幅に改善し、高速なAPIへのアクセスを実現しました。
- 耐障害性の向上…国内の複数拠点に完全に独立した処理基盤を設置することにより、耐障害性を向上しました。
図書館APIの新機能 (予定)
- SSL対応
- Socket.IO互換APIの提供
※現在提供しているAPIの仕様変更はありません
※切り替えに伴うサービスの停止はありません
カーリルでは、今後図書館システムの開発企業などとも協力し、さらなるパフォーマンスの改善に取り組んで参ります。