夜の図書館ではぬいぐるみたちが楽しく過ごしているらしい。
8月20日(土)、渋谷区立こもれび大和田図書館で「ぬいぐるみおとまり会」が行われました。
夜の図書館で一体、何が起きているのか? 今回、カーリルは特別に潜入取材を許されました!
ちなみにこの「ぬいぐるみおとまり会」、国立国会図書館の図書館ニュースサイト、カレントアウェアネスポータルで紹介されたことをきっかけに日本の図書館でも話題を呼んでいます。自分のお友達のぬいぐるみが夜の図書館を満喫するなんて楽しそう!
ここからはこもれび大和田図書館のおとまり会の様子をレポートします。
おとまり会の案内は児童コーナーの読書机の上や、貸出カウンターにも。
おとまり会に参加するぬいぐるみたちは、3時からのおはなし会に子どもたちと一緒に参加。
その後記念撮影をして、図書館に預けられます。
夜8時、図書館が閉館すると、いよいよぬいぐるみたちの活動が始まります。
今回はスタッフが3班に分かれて撮影することになりました。
それぞれどのぬいぐるみを担当するか選びます。
児童コーナーや閲覧席、書架の間で遊んでいるぬいぐるみたち。
自動貸し出し機を使っている子も。
本棚によじ登ったり、貸出用のバーコードリーダーを使うぬいぐるみまでいます。
写真が撮れたら、PCにデータを取り込んで子どもたちに渡す写真を編集します。
子どもたちに渡す写真が完成。ぬいぐるみたち。素敵!
最初にテンプレートを作っておいて、撮影した中から何枚か写真を選んではめ込んでいくんだそうです。
ぬいぐるみや子どもの年齢に合わせた絵本をセット。
選んでいる図書館員さんも楽しそう。
ぬいぐるみは翌日、持ち主に返却されます。
その際、図書館員さんたちが選んだ絵本を「こんな絵本を読んでみてはどうですか? 昨夜ぬいぐるみが読んでいたよ」と、一緒に渡すそうです。
ぬいぐるみをきっかけに、もっとたくさんの本と触れ合ってほしいという思いから始めたということでした。
実は図書館員が一番楽しんでいた、ぬいぐるみおとまり会、いろんな図書館に広がるといいですね。
翌日の子供たちの歓声が気になります。